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《ルイザ・ミラー》 1/11(金) 四谷区民ホール [オペラ実演レポ]

luizamiller.jpg 定時に上がろうと気合いを入れた日に限っていろいろトラブったりするもの。おまけに急いでいる時に限って道に迷ったりなんかして、会場に着いた時にはイイ感じにプチ切れ状態。
 つまり、ヴェルディ鑑賞にうってつけのテンションだったというわけで。

 お目当てだった須藤さん@ミラーのアリアは惜しくも逃してしまいましたが、一幕のクライマックスにはバッチリ間に合いましたぞよ。

 伴奏はピアノ一台。なんですけれども、オケで演ろうとピアノで演ろうとやっぱりヴェルディはヴェルディなんですね。

 ワタクシ、《ルイザ・ミラー》は全曲を通して聴いたことがなく(ミラーのアリアだけね)、もちろんお話も知りませんで、どんなもんなんだろうと思いながら聴きに行ったんですが、意外というか「やっぱり」というか、大変なハイテンションおよびオモシロ演目であることが判明。

 あらためてヴェルディ先生に忠誠を誓いつつ帰宅の途につきましたよ。

 本日のイチオシはやはり、ロドルフォ役のテノール、所谷直生さんでしょう。
 盛り上がるにつれて急速にシャープ歌唱になるところなど、ヴェルディ好きのツボにはまりまくり。テノールが強くないと、この演目、とたんに面白くなくなっちゃうんでしょうね。素晴らしかったです。

 須藤慎吾さんのミラーも期待どおりで、存在感がありましたですね。この声量でオケを背負えば更に魅力が増すことでしょう。
 残念ながら、須藤さんの歌をオケ付きで聴いたことが無いんですね、まだ。できれば次もヴェルディ作品で体験してみたいものです。

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 ところで、1幕のミラーのアリアを聴き逃したのが残念でなりませんで、帰宅してからいそいそと某アリア集を引っ張り出して聴いてみました。

↓コレね。
allen.jpg




 ………。


 ………。














 か細い声はヴェルディ様の神々しいメロディを台無しにするという明白な証拠がここに。
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コメント 2

ぶどう

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所谷さんは我ら”真の”ヴェルディアンたちには大好評でしたね。
あれこそヴェルデンテノールです。

須藤さんもよかったし、めずらしく男性陣の完成度が高い公演でした。
その分、女性陣が弱く感じられて残念でした。
by ぶどう (2008-01-14 18:54) 

しま

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■ぶどうくん
ヴェルデンテノール!!(笑)
ヴェルディの演目を同じ視点とテンションで楽しめる人がいたなんて~。
「大・中・小」の理論でいくと、テノールの「大」は「ぐずり」ですネ(*´∨`)

>須藤さんもよかったし、めずらしく男性陣の完成度が高い公演でした。
私もぶどうくんと同じく、普段は女声にはさほど注目(耳)しない聴き手なので、男声がよければ概ね満足です。でもさすがにもうちょっと頑張って欲しかったですね、女声。特にアカペラ部は、気合いで持ちこたえて欲しかったです;;;
by しま (2008-01-14 23:06) 

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