演奏会形式《ロベルト・デヴェリュー》ウィーン国立歌劇場来日公演@東京文化会館 [オペラ実演レポ]
一度は生で聴かねばと思っていた、コロラトゥーラの女王エディタ・グルベローヴァ。けっこう来日してくださるので、ついつい先延ばしにしがちでした。
今回のウィーン国立歌劇場来日公演にしても、チケットがあまりに高額なのに恐れをなして、当初はスキップする予定でした。が、「この機会を逃すな」という神サマのお計らいがあったのでしょうか。mixi経由で最高の席のチケットを割安で譲り受けるという幸運に恵まれ、曇天の下、東京文化会館へ。
演目は《ロベルト・デヴェリュー》。
「ベルカントは苦手」と言いつつ、ドニゼッティはかなり好きなほうなのでして、このオペラも“永遠の心のハニー”であるところのグロ様がノッティンガム公を歌っている録音を手に入れたのをきっかけに、ちょくちょく家事のBGM(!)にしています。
ストーリーはこちらを参照ください。
ウィーン国立歌劇場での舞台装置はたいへん大掛かりでインパクトのあるものだそうですが、日本でその装置に対応できる劇場が無かったためか、演奏会形式での上演となったそうです。
こちらのブログ「オーストリアこぼれ話」さんの記事に、現地での舞台の様子の詳細があります。本来は衣装も、いかにも16世紀な、カラーので~ん!!と立ったヤツなんですね。
そういう演出でも観てみたかったのはヤマヤマですが、実は演奏会形式のオペラを生で体験するのは初めての私。そちらのほうも興味津々でしたし、今回はグルベローヴァの歌唱に全神経を集中させたいという気持ちもありましたので、ちょうど良かったと思います。
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←東京文化会館における、私史上最高のお席。1階6列目からの眺めです。
携帯電話のカメラだと離れて見えますが、実際はもっともっと近いんですよ♪
ああ昨年の《ドン・ジョヴァンニ》での屈辱は拭い去れたワ!!
この会場はあまり好きではないので、今後も海外歌劇場のお引越し公演以外ではあまり行かないと思いますし、行ってもステージからはるか彼方の席ばかりだと思いますので、今日は開演前から早々と着座してこの幸せをかみ締めておりました。
フリードリヒ・ハイダーの指揮はテンポが早く、ドラマの緊迫感をうまく煽っていたと思います。
序曲に含まれているイギリス国歌のフレーズは、CDなどで聴く時には、それだけでじわっと感傷的な気分がわきあがってくるのですけれども、今回の演奏ではそこまでの印象は受けませんでした。それよりも、ドラマの展開が気になって先へ先へと気が急く感じ。
ドニゼッティの音楽は全体的に呑気でマターリしている印象が強いので、不倫もののサスペンスドラマでも見ているようにドキドキしてしまったのが意外でした。
それもこれも、グルベローヴァの迫真の演技、壮絶な歌唱のなせる業かもしれません。
白いドレスに、ファーの縁飾りのついた白いローブを着けたグルベローヴァが登場した瞬間は、威厳のある立ち姿に感服すると同時に「あああグルベローヴァもおばあちゃんになっちゃったのだワ~(つД`)」と思ったのですが、なんのなんの、歌唱はまだまだ素晴らしい!!
低音は最盛期に比べればかなり痩せ、絞り出すように発声しているようでしたし、コロラトゥーラもうまく転がっていない部分もありましたが、そんなの大した問題じゃないんですよね。驚異的な声量にただただ圧倒されっぱなし。そして彼女の艶やかな声音――私はいつも、ピンク・パールの輝きを連想してしまうのですが――もいまだ健在。
私が初めてグルベローヴァの歌唱を聴いたのは《リゴレット》のジルダでして、愛らしい響きが娘役にぴったりだと思ったものです。そのイメージが強かったので、この《ロベルト・デヴェリュー》のエリザベッタ(エリザベス1世)には可愛らしすぎる声なんじゃないかしら、なんて、当初は想像していたのですが、そんな浅はかな杞憂は一瞬にして吹き飛んでしまいました。
愛らしい声ではあるけれど、同時に威厳があり、激しく、冷酷で、悲しい。ヒステリックでありながら、根底にただよう母性のような柔らかさ。
エリザベス1世はエセックス伯ロバートより30歳以上も年上です。実際のところは「愛人」というより「寵臣」だったのかもしれません。嫉妬に狂うといっても、若い男女の惚れた腫れたではありませんから、初々しさと成熟した女性の落ち着きを兼ね備えたグルベローヴァの歌唱はとても説得力があったと思います。
特に2幕の幕切れの三重唱、“Va, la morte sul capo ti pende”は、月並みな表現ですが、文字通り鳥肌が立ちました。
寵臣ロベルトを処刑してからエリザベッタは王位を退くのですが、女性としての想いを押し殺し権力者として生きなければならなかったエリザベッタの絶望と孤独がひしひしと伝わりました。ロベルトの死とともに彼女の人生も燃え尽きたのだということがよく理解できたのは、上記の三重唱と最後のアリアでの壮絶な歌唱があったからでしょう。
それにしても、グルベローヴァがこんなに迫真の演技をみせる歌い手だったなんて、恥ずかしながら、今の今まで知りませんでした。特に贔屓歌手というわけでもなかったため、彼女の技巧にばかり意識が向いていたのでしょう。初めての生グルベローヴァをオペラで体験できたことに本当に感謝しています。
11/8の公演最終日は、大ラスの最高音がうまく出ず――といっても♭になったわけではなかったし、気合いのクレッシェンドで持ち直しましたが――、直後のご本人の表情も冴えなかったように思います。が、他の出演者もみな全編を通して良い出来でしたし、会場は熱気に満ちていました。
拍手も盛大で、カーテンコール(というのかな?この場合)ももちろんスタンディング・オベーション。観客のほとんどが私と同じようにグルベローヴァ目当てで来ていますし、彼女も最後にはいつもの可愛らしい笑顔を見せて、ステージ前に詰めかけたファンに握手するため、なんと2度までも出てきてくれました。
お引越し公演の時って、観客がドッとステージに集まる光景がよく見られます。私はどちらかというと、そういうのは冷めた視線で眺めてしまうのですけれども、この時ばかりはなんだか胸が熱くなってしまって、私も近くに寄って最後までグルベローヴァを見つめていました。
他の出演者たちの印象も簡単にまとめておきます。
ノッティンガム公爵のロベルト・フロンターリは、グルベローヴァ以外で唯一私が知っていた歌手。ちょっと棒読みのような歌唱が物足りなかった気もしますが、輪郭のはっきりした美声バリトン。好みではありませんが満足しました。
その妻、サラはナディア・クラステヴァ。グルベローヴァと一緒だとかすんでしまうのが気の毒ですが、迫力のあるメゾでした。黒髪と大きな瞳が印象的で、一見するとカルメンのよう。
ホセ・ブロスのロベルト・デヴェリューには、大いに感嘆させられました。硬質な明るい声質のテノールで、声量もすばらしく、グルベローヴァとよく渡り合っていたと思います。マターリ系のドニゼッティにここまで切迫感を与えたのは、指揮と、グルベローヴァと、この人の歌唱だったのではないでしょうか。
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G.ドニゼッティ 《ロベルト・デヴェリュー》
エリザベッタ : エディタ・グルベローヴァ
サラ : ナディア・クラステヴァ
ロベルト : ホセ・ブロス
ノッティンガム公爵 : ロベルト・フロンターリ
指揮 : フリードリヒ・ハイダー
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
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※余談ですが、グルベローヴァもトーマス・アレンとの共演歴があります。やはりと言うか何と言うか、例の屈辱の《ドン・ジョヴァンニ》@スカラ座のヤツ(^^; グルベローヴァはドンナ・アンナで、不調のアレンのかすれ声をかき消してくださいました;;;
今回のウィーン国立歌劇場来日公演にしても、チケットがあまりに高額なのに恐れをなして、当初はスキップする予定でした。が、「この機会を逃すな」という神サマのお計らいがあったのでしょうか。mixi経由で最高の席のチケットを割安で譲り受けるという幸運に恵まれ、曇天の下、東京文化会館へ。
演目は《ロベルト・デヴェリュー》。
「ベルカントは苦手」と言いつつ、ドニゼッティはかなり好きなほうなのでして、このオペラも“永遠の心のハニー”であるところのグロ様がノッティンガム公を歌っている録音を手に入れたのをきっかけに、ちょくちょく家事のBGM(!)にしています。
ストーリーはこちらを参照ください。
ウィーン国立歌劇場での舞台装置はたいへん大掛かりでインパクトのあるものだそうですが、日本でその装置に対応できる劇場が無かったためか、演奏会形式での上演となったそうです。
こちらのブログ「オーストリアこぼれ話」さんの記事に、現地での舞台の様子の詳細があります。本来は衣装も、いかにも16世紀な、カラーので~ん!!と立ったヤツなんですね。
そういう演出でも観てみたかったのはヤマヤマですが、実は演奏会形式のオペラを生で体験するのは初めての私。そちらのほうも興味津々でしたし、今回はグルベローヴァの歌唱に全神経を集中させたいという気持ちもありましたので、ちょうど良かったと思います。
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←東京文化会館における、私史上最高のお席。1階6列目からの眺めです。
携帯電話のカメラだと離れて見えますが、実際はもっともっと近いんですよ♪
ああ昨年の《ドン・ジョヴァンニ》での屈辱は拭い去れたワ!!
この会場はあまり好きではないので、今後も海外歌劇場のお引越し公演以外ではあまり行かないと思いますし、行ってもステージからはるか彼方の席ばかりだと思いますので、今日は開演前から早々と着座してこの幸せをかみ締めておりました。
フリードリヒ・ハイダーの指揮はテンポが早く、ドラマの緊迫感をうまく煽っていたと思います。
序曲に含まれているイギリス国歌のフレーズは、CDなどで聴く時には、それだけでじわっと感傷的な気分がわきあがってくるのですけれども、今回の演奏ではそこまでの印象は受けませんでした。それよりも、ドラマの展開が気になって先へ先へと気が急く感じ。
ドニゼッティの音楽は全体的に呑気でマターリしている印象が強いので、不倫もののサスペンスドラマでも見ているようにドキドキしてしまったのが意外でした。
それもこれも、グルベローヴァの迫真の演技、壮絶な歌唱のなせる業かもしれません。
白いドレスに、ファーの縁飾りのついた白いローブを着けたグルベローヴァが登場した瞬間は、威厳のある立ち姿に感服すると同時に「あああグルベローヴァもおばあちゃんになっちゃったのだワ~(つД`)」と思ったのですが、なんのなんの、歌唱はまだまだ素晴らしい!!
低音は最盛期に比べればかなり痩せ、絞り出すように発声しているようでしたし、コロラトゥーラもうまく転がっていない部分もありましたが、そんなの大した問題じゃないんですよね。驚異的な声量にただただ圧倒されっぱなし。そして彼女の艶やかな声音――私はいつも、ピンク・パールの輝きを連想してしまうのですが――もいまだ健在。
私が初めてグルベローヴァの歌唱を聴いたのは《リゴレット》のジルダでして、愛らしい響きが娘役にぴったりだと思ったものです。そのイメージが強かったので、この《ロベルト・デヴェリュー》のエリザベッタ(エリザベス1世)には可愛らしすぎる声なんじゃないかしら、なんて、当初は想像していたのですが、そんな浅はかな杞憂は一瞬にして吹き飛んでしまいました。
愛らしい声ではあるけれど、同時に威厳があり、激しく、冷酷で、悲しい。ヒステリックでありながら、根底にただよう母性のような柔らかさ。
エリザベス1世はエセックス伯ロバートより30歳以上も年上です。実際のところは「愛人」というより「寵臣」だったのかもしれません。嫉妬に狂うといっても、若い男女の惚れた腫れたではありませんから、初々しさと成熟した女性の落ち着きを兼ね備えたグルベローヴァの歌唱はとても説得力があったと思います。
特に2幕の幕切れの三重唱、“Va, la morte sul capo ti pende”は、月並みな表現ですが、文字通り鳥肌が立ちました。
寵臣ロベルトを処刑してからエリザベッタは王位を退くのですが、女性としての想いを押し殺し権力者として生きなければならなかったエリザベッタの絶望と孤独がひしひしと伝わりました。ロベルトの死とともに彼女の人生も燃え尽きたのだということがよく理解できたのは、上記の三重唱と最後のアリアでの壮絶な歌唱があったからでしょう。
それにしても、グルベローヴァがこんなに迫真の演技をみせる歌い手だったなんて、恥ずかしながら、今の今まで知りませんでした。特に贔屓歌手というわけでもなかったため、彼女の技巧にばかり意識が向いていたのでしょう。初めての生グルベローヴァをオペラで体験できたことに本当に感謝しています。
11/8の公演最終日は、大ラスの最高音がうまく出ず――といっても♭になったわけではなかったし、気合いのクレッシェンドで持ち直しましたが――、直後のご本人の表情も冴えなかったように思います。が、他の出演者もみな全編を通して良い出来でしたし、会場は熱気に満ちていました。
拍手も盛大で、カーテンコール(というのかな?この場合)ももちろんスタンディング・オベーション。観客のほとんどが私と同じようにグルベローヴァ目当てで来ていますし、彼女も最後にはいつもの可愛らしい笑顔を見せて、ステージ前に詰めかけたファンに握手するため、なんと2度までも出てきてくれました。
お引越し公演の時って、観客がドッとステージに集まる光景がよく見られます。私はどちらかというと、そういうのは冷めた視線で眺めてしまうのですけれども、この時ばかりはなんだか胸が熱くなってしまって、私も近くに寄って最後までグルベローヴァを見つめていました。
他の出演者たちの印象も簡単にまとめておきます。
ノッティンガム公爵のロベルト・フロンターリは、グルベローヴァ以外で唯一私が知っていた歌手。ちょっと棒読みのような歌唱が物足りなかった気もしますが、輪郭のはっきりした美声バリトン。好みではありませんが満足しました。
その妻、サラはナディア・クラステヴァ。グルベローヴァと一緒だとかすんでしまうのが気の毒ですが、迫力のあるメゾでした。黒髪と大きな瞳が印象的で、一見するとカルメンのよう。
ホセ・ブロスのロベルト・デヴェリューには、大いに感嘆させられました。硬質な明るい声質のテノールで、声量もすばらしく、グルベローヴァとよく渡り合っていたと思います。マターリ系のドニゼッティにここまで切迫感を与えたのは、指揮と、グルベローヴァと、この人の歌唱だったのではないでしょうか。
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G.ドニゼッティ 《ロベルト・デヴェリュー》
エリザベッタ : エディタ・グルベローヴァ
サラ : ナディア・クラステヴァ
ロベルト : ホセ・ブロス
ノッティンガム公爵 : ロベルト・フロンターリ
指揮 : フリードリヒ・ハイダー
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
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※余談ですが、グルベローヴァもトーマス・アレンとの共演歴があります。やはりと言うか何と言うか、例の屈辱の《ドン・ジョヴァンニ》@スカラ座のヤツ(^^; グルベローヴァはドンナ・アンナで、不調のアレンのかすれ声をかき消してくださいました;;;
2008-11-09 02:54
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コメント(8)
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良い公演だったうようで、羨ましいです!
グルベローヴァ、たしかにあのムーティ指揮のドン・ジョヴァンニに出てましたね。自分はバリトンのくせに、私はドン・オッタービオの、アライサを目当てにみてましたが(^^;
ホセ・ブロスは、真性テナー・ストーカーのマイミクさんのイチオシなんですが、まだ聴いたことがありません。
しまさんのお話を聞いても、かなりの実力者のようですね!
by ドクターT (2008-11-09 19:58)
確かにグルベローヴァは一度は生で聞いておきたい歌手ですね。格安でチケットが手に入ったなんて、羨ましいです~。しかも、満足のいく公演だったのですね。ファンサービスもさすがは大スターといったところでしょうか。
これで、新国以外でも「日本国内で着物でオペラ」達成ですね♪今回の帯も素敵ですし、これからもどんどん着て写真を紹介してくださいね~。
by Sardanapalus (2008-11-09 22:54)
ドクターTさん>
これは素晴らしい公演でした。いろいろな幸運が重なって行けたのですが、単に「グルベ様を生で聴けた」というだけでなく、私のオペラ観が少々変わったくらいですから。
せっせと劇場に通っていても、なかなか「名演」にめぐり会えるものではないので、本当に運が良かったと思います。
ホセ・ブロスはグルベローヴァとの共演がけっこう多いんだそうです。なんだか納得してしまいました。
by しま (2008-11-09 23:36)
Sardanapalusさん>
>格安でチケットが手に入った
それでも、新国S席より高いんですよー(つД`) しばらくはカップラーメンの日々が続きます。
しかしこの公演は、数ヶ月昼飯抜きでも全く惜しくないですね。ドニゼッティでこんなに感動できるなんて思いませんでした。
グルベローヴァがウィーンで歌っているうちに、本場でも体験してみたいな~。
>「日本国内着物でオペラ」
お初は小澤の『こうもり』ですた……って、あれはオペレッタですかね(笑)
まだまだ失敗ばかりですが、今年はとりあえず、数をこなすのが目標です。練習あるのみ。
by しま (2008-11-09 23:42)
こんにちは。
私も始終来日しているので、先延ばし組の一人なのですが、記事拝見して、行けばよかった・・・との思いにとらわれております。
ベルカント系にちょっと苦手意識をもっていることも要因かもしれませんが、それも払拭できたかもですね。
それと、「ほぼウィーンフィル」のオケがステージに乗っちゃう贅沢は日本ならではですねぇ。
実は、ワタクシ、当日はお隣の小ホールで、「世紀末ウィーンとシェーンベルク」のコンサートだったのです。
大ホールのお客さんと入れ替わりに入りましたから、すれ違っていたかもしれませんよ。
by yokochan (2008-11-11 13:28)
日本に住んでる皆さん、「グルベローヴァは日本にしょっちゅう来るので焦ることない」って、なんて贅沢な! ロンドンのグルベローヴァ・ファンは惨めなもんんですよ。この10年間一度もオペラに出てくれてませんから。去年かろうじてウィグモア・ホールでリサイタルをやってくれましたが、やっぱり(コンサート形式でもいいから)オペラで聴きたいですよ~。
それなら日本にで観ればいいじゃないかと思い、ちょうど里帰りしてる時にやってたこともあるので真剣に考えたのですが、日本でのネックはなんといってもお値段ですね。結局どこにいても難しいってことでしょうか。
by ロンドンの椿姫 (2008-11-11 21:27)
yokochanさん>
こんばんは。
私もベルカント系は苦手なんですよ。でもドニゼッティのこの演目は好きだったし、グルベローヴァで聴けて本当にラッキーでした。
おそらくyokochanさんもお聴きになったら、ベルカントに対するイメージが多少変わったんじゃないでしょうか。それくらい凄かったです。
>お隣の小ホールで、「世紀末ウィーンとシェーンベルク」
あ、そういえば、やっていましたね。「ハシゴする人もいるのかな?」なんて思っていました。
by しま (2008-11-11 23:11)
ロンドンの椿姫さん>
実は、グルベローヴァのウィグモアでのリサイタルに賭ける椿姫さんの意気込みを拝見して、私も火が点いたんです。
日本はオペラ後進国ですから、今までは意識が欧米にばかり向いていたんですけど、でも恵まれている部分もいっぱいあるなぁ、と。
せっかく日本にいるのだから、日本での幸せは感謝して享受しなくちゃ、ですよね。
>ネックはなんといってもお値段
そうなんですよね。うぇーん今夜もひもじいよぅ・・・・(つД`)
by しま (2008-11-11 23:20)