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50役 記録達成!! -- アレンのファニナル in 《ばらの騎士》@ROH [アレンのニュース]

bara allen roh.jpg
 ロイヤルオペラの《ばらの騎士》は12/22に全公演を終了。
 サー・トーマス・アレンはゾフィーの父ちゃんファニナル役を歌いました。

 なんと今回のファニナルで、ロイヤルオペラハウス(ROH)で歌ったのは50役めになるそうです!!

 アレンのROHデビューは1971年。それから約38年の間に50役ですから、単純に計算しても年間に1~2つは新しい役に挑戦していたという感覚でしょうか。もちろんロールデビューは他の劇場で…ってこともあったでしょうし、ROH以外でしか歌ったことのない役もあると思います。

 50役すべてがレパートリーってことはさすがに無いと思いますが、大きな役から小さな役まで、手広く歌ってきたんでしょうね。

 バリトン歌手のレパートリーの平均数はわかりませんけど、これってスゴイ記録だと思います。

 日本で言うなら、年末の紅白歌合戦最多出場…みたいな?
 アレンって英国の北島サブちゃん?(←サブちゃんの紅白出場は、今年で46回めです)

 何はともあれ、おめでとう、アレンちゃん!! ヽ(´ー`)ノ

 プロ・デビュー40周年というおめでたい年に、もう一つ大きな記録を達成して、ファンとしても嬉しいです。

 さて、記念すべき50役め、ファニナルを歌う直前の12/5のアレンのインタビューをみつけましたので、その一部をご紹介します。↓↓↓

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allenfaninal.jpg


………。




………インタビュー中のオレ様ですが、何か?





 写真とインタビューの出典はこちら⇒"Thomas Allen's long journey to stardom"
 この長いインタビューの中で、アレンが「声(歌唱)」について語っている部分に特に心が打たれました。以下に“オレ様語訳”で紹介します。

 ヴァイオリンを弾くのとはわけが違うね。
 誰だって歌は歌えるさ。プロレベルにまで歌えるようになって、そこからはメンタルな鍛錬。声という楽器を体内に宿し、留め置かなくちゃいかんのよ。
「神よ、我が声はいずこに?」
 こういう些細な不安を抱えて年々生きるってことだな。
 年を追う毎に、朝起きたらもう歌える、なんて状態を維持するのは難しくなってくるし。
 厳しい訓練だよ。終わりなんてないね。成功ってのは、それができるか否かにかかってンのよ。


 アレンももう65歳で、出来/不出来の振れ幅にはそれはもう大きな開きがあります。聴いているファンもハラハラドキドキですけど、いちばん大変なのは歌っているご本人ですもんね。

 こんな壮絶な生活を40年以上も続けておられるわけですが、そんなアレンを支えているのが愛妻ジャーニーンさんなのです。アレンは妻が「もうお辞めなさい」と言うまでは頑張って歌い続けるんですって。泣かせるじゃありませんか。

 というわけで、ジャーニーンさんにはまだまだトムに駄目出しをせず、世界中のファンにその歌声を聞かせてくださるよう、切にお願いする次第であります!!(`・ω・´) シャキーン (←ファンって勝手だなぁ・・)

 記念すべき50役めを果たしたROH《ばらの騎士》、レビューのリンクもいくつか貼っておきます。
 なにしろファニナルですので、アレンの扱いは小さいですが、好意的な言葉が多いようです。
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music OMH
 finely sung father – has any other singer ever made quite so much of his first phrase?
 (アレンは)父役を好演した。歌い出しのフレーズをここまで成功させた歌手が他にいただろうか。


Opera Today
 It was good, too, to hear two other Grandees of British opera, Thomas Allen and Graham Clark, as Faninal and Valzacchi.
 トーマス・アレンのファニナル、グレアム・クラークのヴァルツァッキ。英国オペラ界の重鎮2人を聴けたことも良かった。

MusicalCriticism.com
 Thomas Allen is expert in bringing a nouveau riche desperation to Faninal (his fiftieth Royal Opera role) that matches the cruel poor-taste of his costume.
 ファニナルのトーマス・アレン(ロイヤルオペラでの50役め)は、新興成金の死に物狂いな様子を実に巧みに演じていた。趣味の悪い衣装も似合っているし。

www.classicalsource.com
 Sir Thomas Allen played Herr von Flaninal (his fiftieth role with The Royal Opera), bringing a humorous take on Flaninal's scrambling around when trying to impress Ochs,
 サー・トーマス・アレンはオックスの気を惹こうと大騒ぎするファニナルをユーモラスに演じた(ロイヤルオペラではこれで50役め)。

the stage reviews
 Even Thomas Allen’s amiably camp Faninal misses the point.
 トーマス・アレンのファニナルも、(オックスへの)媚び方がわざとらしく、的外れだった。

guardian.co.uk
 But the special accolade belongs to Thomas Allen's Faninal, his 50th role at Covent Garden. The voice has to be husbanded now, but the opening phrases in act two are a magnificent reminder of its glories.
 特別賞はトーマス・アレンのファニナルだ。これがコヴェント・ガーデンで演じた50番めの役になる。声は出なくなっているものの、2幕始めの歌い出しは全盛期を思わせるほどの素晴らしさだった。

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関連記事リンク
父ちゃん役です -- 《ばらの騎士》@英国ロイヤルオペラ
 今回(09年12月)の《ばらの騎士》上演、告知記事。
じーちゃん、40周年おめでとーヽ(´ー`)ノ -- アレンのデビュー@WNO
 アレンのプロ・デビュー40周年について。ネタあり。


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コメント 2

straycat

こんにちは。

アレンのインタビュー、なるほどと感じ入りました。
以前パヴァロッティが、父親の方が声がいいけど、父親は舞台度胸がないので・・みたいなこと(うろ覚え)を言っていたのを思い出しました。
例え声がよくても、プレッシャーに打ち勝つメンタルの強さや、体調などの自己管理ができなくては、40年も第一線に立ち続ける事はできなかったでしょう。

アレンちゃん、50役目、おめでとうございます!
by straycat (2009-12-30 12:53) 

しま

straycatさん>
すっかりレスが遅くなり、新年になってしまいました。
今年もどうぞよろしくお願いします。

また、アレンの50役に温かいコメントをありがとうございました。
《ばら》の批評を探すまで私も知らなかったんですが(笑)

アレンのインタビューは、何しろ英語が不得意な私ですので、正しく訳せているかどうかは保障できません(笑)
40年の簡単な総括みたいな感じで、あまり目ぼしいことは書いていないように思いますが、心にじーんとしみ入ったところを抜粋しておきました。

新年も着物でお出かけしたいですね。
実家から羽織やコートを強奪してきましたので、ようやく冬でも出歩けるようになりました。
またよろしくお願いします。
by しま (2010-01-02 19:58) 

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