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No.26~30 ウォーレン, カンパナーリ, タリアブエ, アルヴァレス, フィヌッチ ["闘牛士の歌" 聴き比べ]

 嫌気を通り越してマラソンを始めたことを後悔し始めました(笑) そんな中、ウォーレンの存在が一服の清涼剤。
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warrenport.jpgNo.26 レナード・ウォーレン(Leonard Warren)アメリカ/1911-1960
半音下げ/フランス語/1943年録音
あーもう、どーしてキミはこうなっちゃうの? 泣きべそかくと際限もなく♯で上がって戻ってこれなくなっちゃうんだから。
レシタティフの部分は二枚目っぽい素敵な声なのに。
でもオモシロイからお気に入り。
半音下がっているのは、もしかしたらレコードの回転速度の影響かも。
あ、全然関係ありませんが、ビヨルリンクと組んだ'47年の《トロヴァトーレ》、ウォーレンの“泣きべそルーナ” はオモシロイのでおススメ。


No.27 ジュゼッペ・カンパナーリ(Giuseppe Campanari)イタリア/1855 - 1927
原調/イタリア語/1902-3年録音
1855年生まれって…(*゚Д゚)
こういう歴史的録音を私なんぞがタダでネットで聴けるのは時代の奇跡。博物館ゆき。シロウトには評価不能…っていうか、しちゃいけないような気がする。ちなみに、オケじゃなくてピアノ伴奏。
カンパナーリはチェロ奏者だったそうだが、歌い方もチェロっぽいです(笑)


No.28 カルロ・タリアブエ(Carlo Tagliabue)イタリア/1898 - 1978
原調/イタリア語/1942年録音
イタリア人歌手で初めて「エレガント」という表現を使いたくなった!彼らにありがちなヴェルディ臭い気張りがない。滑らかで温かみのある美声も素敵。フランス語で歌ってほしかったな。


No.29 カルロス・アルヴァレス(Carlos Álvarez)スペイン/1866 - 1966 -
原調/フランス語/2007年コンサート
丁寧に注意深く歌っている印象ですが、大きな難は無いかわりに面白みもあまりない。
歌の後で入る女性アナウンサー北朝鮮っぽいMCのほうがずっと笑えるもので、ますます印象が薄れちゃう。
「闘牛士のイメージじゃない」と評したアーヴィン・シュロットのほうが、冒険をしたという点で優るのでは。
結局私は、歌の巧拙よりもオモシロさを求めてしまう、邪道な聴き手なんですね・・。


No.30 コスタンティーノ・フィヌッチ(Costantino Finucci)
原調/フランス語/2010年コンサート
この人も果てしなく普通だな~。声にギラギラした輝きがあるのとビブラートのおかげで聴いていられる。
あと、この人のせいじゃないけどティンパニの音が盛大に狂っていて、どうにもキモチがワルイです。

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コメント 2

Yuhko

(Carlos Álvarez)スペイン/1866
百年間違えているかと・・・・・・・
by Yuhko (2012-04-15 14:07) 

しま

■Yuhkoさん
ホントだ(笑) 直しておきました。
by しま (2012-04-15 23:34) 

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