マリウシュ・クヴィエチェンの 《ドン・ジョヴァンニ》@新国立劇場 4/24 [オペラ実演レポ]
《ドン・ジョヴァンニ》の1文あらすじ。
1800人以上もの女性を手篭めにしてきたスペインの好色貴族ドン・ジョヴァンニが、ドンナ・アンナの夜這いに失敗して父親の騎士長を殺してしまい、そこから運気が下がり始めて、最終的には天罰が下り地獄へ引きずりこまれる話。
理想的なドン・ジョヴァンニを生で聴けて、ガチでときめく日が来るなんて、数日前には考えもしなかったことです。
「アンタにはトーマス・アレンってアイドルがいるでしょうが」なんてツッコミが入りそうですが、私は特にアレンのドンが気に入って彼のファンになったわけではないのでして。そんなことはどーでもいいの。(もちろん、アレンがかつてドンジョ歌いとして名を馳せていたことは、ファンとして誇らしく思っていますよ)。
思い入れはそれなりに強いので、ドンジョ歌いにはアレコレ文句はつけても滅多に褒めない主義ですけど、マリウシュ・クヴィエチェンのドンは間違いなく、新国上演史で語り継がれる伝説の一つになるでしょう。
ついこないだまで「クヴィエチェン? 誰ですかそれ?」なんて、オペラファンにあるまじき発言をしていた私(メト来日公演の時期はモロに寝込んでいたんで…)に、「行ったほうがいい」「行かなきゃダメだよ」と背中を押してくださった皆さん、ありがとうです!
クヴィエチェンを聴かずしてバリトン好きを名乗る資格はございません!(←気に入ると手のひらを返します)
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今回の舞台眺望。4階4列、真ん中よりちょい左寄り。
いちばん後ろの列ではありますが、これでもオテロの時よりは1ランク高い席なんですよ。
確かに見切れの心配はまるで無し。字幕も左右両方しっかり見えます。駆け込みで手に入れたにしては上出来かな。
クヴィエチェンに惚れちゃった今となっては、お昼ごはん一ヶ月抜いてでも1階席にしとけばよかったー・゚・(つД`)・゚・と思いますけど、最近なにげに4階席も気に入っているのです。
だって、ロンドンの椿姫さんが毎回ブログにあげてらっしゃるカーテンコールの写真とアングルが同じなんですものー。“通”っぽいじゃない? 気に入らない歌唱には拍手しない、なんて偉そうな態度とっても、この席なら許されるような気がしますし。なにしろ“通”だからサ(笑)
そう。今回の《ドン・ジョヴァンニ》は、拍手したい歌唱とそうでない歌唱がはっきりと分かれた公演でした。
タイトルロールのクヴィエチェンについては後で語るとして、彼以外で私が最も気に入ったのはドンナ・エルヴィーラのニコル・キャベルです。
時にメゾ・ソプラノが担当することもあるこの役、後半に難曲も控えているし、中~低音に強く、それでいてちゃんと喉も転がさなきゃならないんですが、キャベルの歌唱は実によく私の好みに合っていました。
声量はやや物足りなかったりもするのですが、芯のしっかりした、ふくよかに響く声でした。“Mi tradi quell alma ingrata(あの恩知らずは私を裏切った)”もまったく危なげなし。
大人の女性らしいしっとりした声ですんで、ヒステリックにドンをストーキングしていると言うよりは、「結婚するって約束したんだから、筋は通して欲しいわね」と、書類持参で追いかけまわしているという感じかな(笑)
来シーズンの《愛の妙薬》のアディーナもキャベルですから、とても楽しみです。
それから平野 和のレポレッロも◎。
体格が良いので4階席からもよく見えましたし、とにかく声がレポレッロに合っていた。軽妙で、愛嬌があって、でも重唱ではドンをきちんと支えるだけの力があります。
1幕フィナーレの7重唱はいろいろな要因であまりよい出来ではなかったんですが、ドン・ジョヴァンニとレポレッロのペアだけは別世界の歌唱を繰り広げていましたから。クヴィエチェン効果が大きいと思うけど、平野の声もそれに負けない存在感があったんです。
若さはじけるレポレッロで、編隊ヒーローみたいに「とぅっ!」とよく跳ぶんですよ。マゼット久保和範を追っ払うところでも跳んでたんで、4階からは跳び蹴りをくらわせてるみたいに見えて大ウケ。
そういう演技も大事ですよね。レポレッロは愛されキャラなんですから。
???だったのはダニール・シュトーダのドン・オッターヴィオ。
下馬評では「声量が足りない」云々とかで、まぁオッターヴィオならそんなもんでしょ(←失礼)と、元々そんなに期待していなかったんですが、24日に実際に聴いてみると、声量の問題だけじゃないみたいで。
はじめのうちは低音がきれいに響いていたので、「これはなかなか良いモーツァルト・テノール。後半に伸びてくるか」と思ったんですけど、“Dalla sua pace la mia dipende(彼女のやすらぎこそ私の願い)” 辺りでしたか、声が“当た”らなかったと思える瞬間があり、そこからあれよあれよというまに失速していったという・・
高音がすべて「風邪をひいたのか?」って具合にかすれていて、それでもグイグイ歌ってくださるものですから、それこそ1幕の宴会シーンから幕切れまで、黒板を爪でひっかくような声がず~~っと聞こえてくるのです。4階席だったから高周波の音がよけいに響いてきちゃったんでしょうか。
重唱でのオッターヴィオの旋律はなにげに好きなんで、調子が悪いのなら聞こえなくなるほうがマシなんですが・・
初日にいらした方によると、その日は低音がスカスカで、高音ばかりが聞こえてくるような感じだったそうです。
そこから引っ張り出される結論は2つ。
①今後は間をとってよくなる。
②今後は高音と低音どちらもスカスカになる。
とても気になりますので、金曜と日曜にいらっしゃる方、ぜひチェックしといてくださいませ。
※4/30 追記
千秋楽(4/29)をご覧になった方からの通報では、シュトーダは1幕では声量はないものの声はきれいに出ていたそうです。が、2幕のアリア“Il mio tesoro intanto(私の大切な人を慰めてあげてください)”でまた失速・・と。スランプなんでしょうかね。声量は、たぶんですが、もともと大声量な歌い手ではないんだと思います。
ドンナ・アンナのアガ・ミコライは、'08年の《ドン・ジョヴァンニ》ではエルヴィーラのほうを歌っていました。
私の当時の感想では「声量不足、迫力不足」と書いていますが、エルヴィーラとしてはそこそこ気に入っていたらしい(←ほとんど忘れてるけど)。
でも、アンナとしてはどうでしょう。
歌はとても上手く、特にピアニッシモは絶品だな~と感心しましたけど、あまりに頻繁にやるものだから、聴く側としては疲れました。一応、有名ドコロのアリアは素人なりに頭に楽譜ができあがっていますんで、それをなぞりながら聴いているようなもんなんですが、期待している旋律があちこちでフッと途切れるものですから、そのたびに肩透かしをくらったような気持ちになるわけです。
私の好みが保守的(子どもの頃に聴いたアンナ・トモワ=シントウの影響)なのかもしれませんが、アンナは悲壮感よりも雷(いかずち)のような怒りをひたすら声で表現するような、直情的な歌唱が好きです。歌大根でお願いします。
そんなミコライの情感豊かな歌唱が最も本領を発揮したのは“Crudele? Ah no mio bene! (ひどいですって?いいえ違います)” 。ここなら納得!
登場の瞬間から一貫して復讐だなんだと叫び続けるアンナですから、観てるほうもオッターヴィオと同じくイラッとするし、「ドンもとんでもない女に手を出しちゃったもんだ。運気が下がるのも無理はない。こりゃ絶対に不感症ですよ」なんて思ってしまうんですけど(いや、ま、私は)、ここで初めて抱きしめてあげたくなるようなしおらしさを見せるのですから。
このロンドでアンナという役柄に同情を誘う歌唱ができる人はなかなかいないのではないでしょうか。大抵は歌うだけで精一杯になりますから。
他のキャストも粒ぞろいで、おおむね公演としてのレベルは高かったと思います。
しかし、ドン・ジョヴァンニのマリウシュ・クヴィエチェンときたら…!! これは本物のスターだと思いました。
小柄な人で、お顔もとっても小さいんですが、何という大声量、そして何という存在感! 4階席からでもとても“大きく”、飛び出す絵本のほうにクヴィエチェンの姿がこちらに迫ってくるように感じたほど。
とにかく彼の演技と歌唱の魅力がものすごい牽引力を持っていて、他の歌手たちはもとより、オケをもぐいぐいと引っ張っていたという印象です。
一晩頭を冷やしてこうしてPCの前に座っていても、昨日、自分の身に何が起こったのか、まだ正確にはわかりません。
ただ、「魅了された」「素敵だった」なんて言葉で簡単にまとめてしまいたくない経験だったのは確か。
入り込んじゃうとキケンなので、ここでは落ち着いて(?)感想だけを書いておきますが、やはりドン・ジョヴァンニという役で“当たる”歌手には、独特の何かがあるのですね。
似合っているとかカッコ良いとかセクシーとか上手いとかではないんです。そういうこととは別次元、別世界の「何か」です。
トーマス・アレンが何かのインタビューで「憑かれる」というような表現をしていたと思いますが、クヴィエチェンのドンを経験した今では、アレンが言いたかったこともなんとなくわかります。
“招命”なんです。なろうとしてなるものではない。
大好きなチェーザレ・シエピのドンは勿論のこと、アレンのドンもCDとDVDでしか観たことがなく。ロンドンのオバさん方に「アレンのドン・ジョヴァンニ観た?」と聞かれて「いえ…」としか答えられず、寂しい思いをしたことがあるんですが、これで私も堂々と自慢できます。
「クヴィエチェンのドン・ジョヴァンニ、観たことある?」(笑)
時に猛々しく、時にとろけそうな甘さを持つクヴィエチェンの声と歌唱。
第一声から「ズキューン!」ではありませんでしたが、20分後にはポワ~ンと聴きほれ、胸が怪しくざわめき始めていたのですから、一耳惚れに近いテンションで気に入ったと言ってよいでしょう。
“Fin ch'han dal vino(シャンパンの歌)”では、思わず(心の中で)身を乗り出し、聴き終わった瞬間に「上手い!」とつぶやき・・
セレナーデでは感嘆のため息・・
大抵、オペラ生鑑賞時は「この歌唱をブログでどう表現しようか・・」なんてことも考えながら聴いているのですが、今回だけはそんな余裕はまったくナシ!
アレンも引退間近だし、「この先誰のドンを聴いても感動することはそんなにないだろうな」と思っていた矢先にクヴィエチェンのような歌手に出会えたのですから(しかもバリトン!)、その幸せをしみじみかみ締めているところです。
最後に、オケ、ですが。
というか、エンリケ・マッツォーラの指揮は、テンポが良いのを通り越してやや速過ぎという印象がありました。また、ところどころで妙にテンポを落としたりして、ちょっと変……なんて思いましたが、それほど崩した演奏ではなかったのでまぁOKというところです。
4階席だからでしょうか。序曲からずう~っとチェンバロの音が聴こえていて新鮮でした。チェンバロの出番って、こんなに多かったんですね。レチタティーヴォの時くらいしか意識していなかったんで。
最近(というか、いつものことですが)ヴェルディばかりだったので、モーツァルトの楽曲の美しさ、完璧さにもうっとりしてしまいました。
ヴェルディがどんなに頑張っても、《仮面舞踏会》は《ドン・ジョヴァンニ》の足元にも及びませんものね・・
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【指 揮】エンリケ・マッツォーラ
【演 出】グリシャ・アサガロフ
【ドン・ジョヴァンニ】マリウシュ・クヴィエチェン
【騎士長】妻屋秀和
【レポレッロ】平野 和
【ドンナ・アンナ】アガ・ミコライ
【ドン・オッターヴィオ】ダニール・シュトーダ
【ドンナ・エルヴィーラ】ニコル・キャベル
【マゼット】久保和範
【ツェルリーナ】九嶋香奈枝
【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
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関連記事リンク
◆トーマス・アレンのドン・ジョヴァンニ -- '88 ロイヤル・オペラ
◆《ドン・ジョヴァンニ》@新国立劇場 12/7
◆アレンの“ドン” -- イントロダクション
◆エーベルハルト・ヴェヒターの『ドン・ジョヴァンニ』・および、バリトンかバスかという問題
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【おまけ】
とっても心に残るドン・ジョヴァンニでしたので、久々に出待ちをして、写真を撮らせていただきました。
次にいつ体験できるかわかりませんものね。おそらくもう新国に出演するということはないでしょうし。
一期一会。こういう機会は大切にしなくては。
あ、クヴィエチェンの顔のサイズを確かめたかったというのもあります(笑)
で、想像以上に小顔さんでした。肩幅もないし、胸板もぶ厚いって感じではありません。
いったいどこからあんな大声を出しているのか不思議(←ワタシの大顔理論が崩れてゆく・・)。
ポーランド人ということですから、そこが鍵かも。
東欧⇒歌手(特に、低声)の名産地
来シーズンはROH《ドン・カルロ》でロドリーゴを歌うようです。さぞかし素敵でしょう。是非追っかけて観たいものです。
2012-04-25 15:07
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コメント(14)
トラックバック(1)
>クヴィエチェンを聴かずしてバリトン好きを名乗る資格はございません!
大賛成です!!いいですよねぇ、クヴィエチェン☆小澤征爾音楽塾の公演に何度も登場してくれたので、「ドン・ジョヴァンニ」(2002年)以降、歌手として魅力を増していく姿を地方在住ながら堪能できたのは幸せでした。今回、久しぶりに「ドン・ジョヴァンニ」を聴けて、ますます読みの深くなった歌唱と演技に脱帽~。これからもどんどん来日して欲しいものです。
>ROH《ドン・カルロ》でロドリーゴ
そうなんですよね、この公演私も観たいですぅ!あ、でもしまさんが追っかけてくださるならぐっと我慢してレポート待とうかしら…。
by Sardanapalus (2012-04-25 20:40)
しまったー買っとけばよかった(><)
クヴィエチェン自体はメトのライヴヴューイングのエンリーコが良かったんで、目はつけてたんですが。。。
シュトーダ、絶不調なようですね(^^;
個人的には騎士長が気になるのですが?ww
by Basilio (2012-04-25 20:42)
しまさんがそんなにぽわ〜ん、となっていたとはわかりませんでした。
なんかさ、キーちゃんが上手すぎて浮いてるくらいにも思えました。
あ、そうだ騎士長のこと書く事を忘れましたが、石像化してからの真っ白な扮装がすごくお似合いで立派なパフォーマンスでしたよね!
by galahad (2012-04-25 21:30)
■サルダナさん
こういう人はあっというまにスターになっちまいますから、ギリギリ崖っぷちで聴けたのは幸せです。
>ROH《ドン・カルロ》でロドリーゴ
フルラネット、ハーフヴァーソン、カウフマン…共演者も好きな歌い手ばっかり。行きたいですねぇ~。
サルダナさんは魔笛があるから、時期的にどちらもご覧になるでしょ?
話はズレますが、フォレのスカルピアにも興味があるし。
やっぱりあちらはいいですよねぇ。
by しま (2012-04-25 22:20)
■Basilioさん
私も本当に駆け込みでチケット取ったんですよ。
ドンジョって普段は全然期待してないんで、直前まで行くつもりはなかったんです。
無知って恐ろしいですよね。
>騎士長
しまった。忘れていた!!(笑)
ってゆーか、妻屋さんの騎士長なら良いに決まってるし。妻屋さんが出るたびに褒めてるんで、油断してましたよ。
あとで書き加えておこう。今日は疲れたw
by しま (2012-04-25 22:29)
■galahadさん
>しまさんがそんなにぽわ〜ん、となっていたとは
上演中はぽわ~んとしてたんですよ。
ご本人を前にしたら、ちょっとテンションが落ち着きました。小顔だからかな。
あまり盛り上がらないようにしてるんです。私は気が多いので、これ以上贔屓が増えたら身が持たない(笑)
>妻屋さん
石像姿、お似合いでした!
妻屋さんは本当に安定した、素晴らしいパフォーマンスをなさる方だから・・。新国の誇りだと思ってます。
by しま (2012-04-25 22:35)
いや、お薦めした甲斐があったというものですわ。
かく言う私も、ミイラ取りがミイラ、いやなんか比喩が違うような気がしますが、とにかく予想外の地雷を踏んでしまったようで、あれから一週間たつというのに、まだきちんと仕事に戻れていません。楽日、無理しちゃおうかどうしようか悩ましいです。
いままでは(たぶん)Basilioさん程度に。よしよし、がんばってるね、悪くないよ、みたいな上から目線で眺めていたところを、うしろからばっさりやられましたね。兄ぃニ以来、といってもいいかもしれない経験でした。一ヶ月前の、NYでの気のいいあんちゃん(オーラなし)はなんだったんだ。ほんとにびっくり。(しつこい)
でも、今後の他の演目、他の公演でもこう行くものなのかどうか、再びまみえるのが怖いような気もします。ほんとに化けたのなら、めでたいことなんだけど。
ロドリーゴですか・・・・
うわーー怖いもの見たさ、急増中です。
by 斑猫 (2012-04-25 23:03)
■斑猫さん
おかげさまで大変幸せな経験させてもらいました。薦めてくださってありがとうございます。
>兄ぃニ以来
ええ~っ(*゚Д゚)!? そりゃ重症じゃないですかw
でも私も同じです。
私も「こないだ兄ぃニのファンになったばかりなのに…キケン!!」って思いましたから。
私も行けるものならもう1回聴きたいです。(でも次に行ったら完全にやられるだろうな。キケン)
合流した友だちも「恋しちゃった~」なんて言ってるし、尋常じゃないオーラ出してたのかもしれないですね。
>ほんとに化けたのなら、めでたい
一ヶ月前はオーラ無しだったなんて信じられない・・。
新国で「境地に達し」ちゃったんだったら、目撃者として光栄なことです。
>ロドリーゴ
>怖いもの見たさ
記事には半ばネタで「見たいものです」なんて書いたんですが、書いたとたんに本当に見たくなってきたという・・(笑)
キケンです、真面目に。
by しま (2012-04-26 01:19)
おほほ・・又してもヒートアップしたしまさんのレポを読んで、幸せな余韻に浸っているstraycatです。
バリトンフェチ?のしまさんがこんなに褒めるんだから、やっぱり彼って凄いのね。
今期はラッキーでしたね、名演が続いて私も今まで大枚はたいて新国立に通った甲斐があったというものです。
ああ、私ももう一度聴きたいです。
親不孝してでも(帰省の予定があるの)行こうかしら。。
by straycat (2012-04-26 11:28)
ありがとうございます。ドン=ジョの一番好きな場面は地獄堕ち、という変人的には、どうしても騎士長が気になってしまってww
やっぱり妻屋さんなら、安定の化け物っぷりだったようで^^
by Basilio (2012-04-26 13:38)
■straycatさん
すごいな、私も含めて周囲はみんな彼の魅力にやられていますよ。これぞドンですねぇ(笑)
私は今シーズンは後半から頑張ってるクチなんですが、ほんとに良い公演が続いていますね。
次はローエングリンか。フォークトに裏切られないよう祈りましょう。
by しま (2012-04-27 00:44)
■Basilioさん
私も地獄墜ちのシーンがいちばん好き。あそこでのた打ち回るドンを見たいのさ♪
妻屋さんは体も大きいから石像の衣装(?)負けの心配もないし、歌唱も迫力ありますからね!
by しま (2012-04-27 00:46)
私もレポート書きましたので、TBさせて下さいっていうかTBしました。
クヴィエチェンよかったです。だいたい再演はパスなんですけど、行ってよかったです。今現在登り坂で勢いがあると思いました。
シュトーダ君は、デビュー直後は期待のテノールだったそうですが、ゲルギエフの引きというか人脈があるんじゃないのかな....いつもゲルギエフのお姉さんがピアノ伴奏してるそうですし。35才でまだ若いですけど、今後よくなるかどうかは疑問、カウフマンのように40前後で突如という例もありますけど、それには、もうちょっとスリムじゃなくちゃ。
by keyaki (2012-04-27 01:44)
■keyakiさん
TBしていただくのは久しぶりです。承認しました。
keyakiさんは良い席でご覧になられたんですね。
羨ましいです♪
伸び盛りの歌手を聴くのっていいもんですよね。
シュトーダは今日はどうだったんでしょうか(←なにげに気になるw)
舞台に立ったら一発勝負。こちらもお金を払って期待していますので、不発だったら文句も言います(笑)
そういうシビアさも生鑑賞の楽しみの一つですしね。
35才ですか~。
大スターになることだけがゴールではないですし、今後もいろいろな可能性があるんじゃないかなとは思います。
by しま (2012-04-29 01:48)