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ボリス・クリストフの“雄(オス)”の声/ロシアの歌 [オペラ録音・映像鑑賞記]

boris.jpg 疲れた時にはボリスの声で癒されましょう。今朝から“全部ボリス”CD聴いてマス。正式タイトルは『Boris Christoff Great Russian areas』。

 ("Russian"なんて言いつつ、ドン・カルロとかファウストも入ってるんだけど笑)

 ロシア語なんて全くわからないんですが、「ニャーニャー」歌ってるボリスがかわゆい。

 ボリスはヴェルディでも有名だけど、やっぱりロシア語の歌のほうがしっくりきます。
 『イーゴリ公』のコンチャークのアリアがワタシの一番のお気に入り。人間臭くて雄臭くって(ムンムン漂ってくるような気がする!)、田舎っぺっぽい声を張り上げてて、荒削りでいて温かくって。

 『ドン・カルロ』のフィリポなどを聴けば、なんだかんだで洗練された艶のある声ですが(いやまぁ、あの癖のある歌唱はウケますが。なんであんな風に舌足らずっぽくなっちゃうんだ?)。どうせボリスを堪能するなら、野蛮な香りのするコンチャークや『ボリス・ゴドノフ』のワルラームでドキドキしたいです。

「ボリス、カワイイ! ケッコンしたい! いやボリスじゃなくて、ボリスの“声”とケッコンしたい!(*´Д`)」

 などと大騒ぎをしていましたら、「なら、まず、自分がメス(雌)の“声”になれよ」とツッコミを入れられました。

 ううむ……どうすりゃ“声”になれるんだ……? 1分ばかり真剣に悩んでしまったではないか。

 ちなみにこのアリア集でいちばん好きなのは、ラストのヴォルガの船歌。


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 *ボリスの声に妄想して一首詠める。

 薄氷を踏みしだきてし訪ね来る妹背よきみは熱き酒なり
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 そういや、今年の12月にはレニングラード国立歌劇場による『イーゴリ公』が来るんですよね。
 一般発売日は明後日ですか。

 うーん平日……モロに仕事の時間だよ……。半休とるか? いっそ休むか?

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