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《サロメ》@デイヴィッド・マクヴィカー演出/Royal Opera House [オペラ実演レポ]

roh-salome1.jpg 2/25(月)、デイヴィッド・マクヴィカーによる新演出の《サロメ》を観に行きました。

 ついこないだも新国立劇場での《サロメ》を観、目をうるうるさせておった私。大好きな演目の別ヴァージョンを、ここコヴェント・ガーデンで観られるなんて。神様、ワタシこんなに幸せでいいんでしょうか?

 マクヴィカーはサルダナさんお薦めの演出家です。同時期に観る《魔笛》もこの人の手によるもの。あちらはライオン・キングみたいなかわいらしい趣向ですが、エロ・グロ・お耽美な《サロメ》の場合はそういうわけにはいかないでしょうね。

 ROHの公式サイトには、裸体と暴力的なシーンを含むとの但し書きがついていますし、期待はいやがうえにも膨らみます。

roh-salome2.jpg 事前にチケットを購入してはいませんでしたので、当日券をねらって早朝からボックス・オフィス前に並びました。(そう、イギリス人はここでも並ぶw)

 私が滞在中のロンドンは、日中の気温が毎日10℃を超えるくらい温かかったのですが、まだ日が高く昇らない時間に大理石の床にじっと立っていると、さすがにしんしんと冷えました。

 熱いお茶を持参したサルダナさん、さすがは“通”。寒いときには内臓から温めるのがgoodなのでして、ワタシも母がムリヤリ持たせてくれた腹巻を着用しておりましたんで、手袋なしでも大丈夫でした。ご参考までに(笑)

roh-salome3.jpg 当日券席と聞きますと、天井桟敷のリーズナブルなお席ばかりなイメージを持っていましたが、舞台に近い席もしっかりあるのね。今回確保したのは、ストールズサークルの左側、前から2列目のベンチシートです。

 舞台の眺めもまぁまぁ。左端がちょっと見切れてしまいますが、歌手の顔はちゃんとチェックできますし、前列のシートの背もたれ部分に字幕用の小さなスクリーンも付いているので、特に不自由は感じません。

 これで£40ちょっと。高いと感じるかお得と感じるかは、公演のレベルと、観る人の価値観に寄るかと。

 そうそう、ずっと首を左に向けているので、長い演目には不向きかな? 翌日は首がちょっと痛かったです(笑)
 その点、新国のバルコニー席は座席がちゃんと舞台を向いているから、ありがたいですね。


 ※この先の記事には少々ショッキングな画像もあります。血がお嫌いな方はご注意を。

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タグ:サロメ ROH

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