ピーター・グロソップ(Peter Glossop) -- 歌手として、父として… [オペラの話題]
投稿者はグロ様の長女のアンバーさんです。お葬式の告知以来、ネットで上で名前をお見かけしませんでしたので、どうなさっているのかなぁと思っていました。ちょっと安心しました。
赤ん坊時代から晩年に至るまで、舞台写真だけでなく私生活の貴重なスナップの数々。全盛期の歌唱を聴きながら、孤高のバリトン歌手の80年の人生を振り返ることができます。よくぞここまで披露してくださったものだと、ファンとして感謝の気持ちでいっぱい。
BGMとして使われているのは2曲。《エルナーニ》のドン・カルロのアリア(モンセラート・カバリエやボリス・クリストフと共演している、69年のライブ録音だと思います)と、《椿姫》から「プロヴァンスの海と陸」。
どちらもヴェルディバリトンのアリアとして大好きな曲ですし、グロ様の「プロヴァンス…」を聴いたのはこれが初めてだったので、とても感激してしまいました。
舞台写真もいろいろありますが、当時の衣装って何の説明がなくても「あー、これはリゴレットだ」とか「ルーナか?」とか「どう見てもイァーゴだな」とか、何となく分かってしまうのが面白いですね。まぁ殆どがリゴレットなわけですが(笑)
そして、途中で出てくるカーテンコールの写真(ファルスタッフの直前。1分17秒あたりの2枚)。これはおそらく、イタリア歌劇団日本来日時のものではないでしょうか。向かって1番左の背の高い人がスパラフチーレを歌ったR・ライモンディではないかと勝手に思っているのですが、keyakiさん、いかがですか?
【オホホホ唱法】/歌唱用語 [オモシロ歌唱事典]
初出:サー・トーマス・アレンのリサイタル/Wigmore Hall 7/7
オモシロ歌唱技法の一つ。当ブログの造語。
アジリタ(細かくて速いパッセージ)を歌う時にレガートでやらずに、つまり音を繋げずに、音符の境目に子音「h」を入れてしまう歌い方の総称。例えば、母音「o」を伸ばしながらこれをやると「オホホホ」と言っているように聞こえる為にこう呼ぶ。
母音によっては「イヒヒヒ(母音 i )」「アハハハ(母音 a )」と聞こえることもある。
アレンは特に「オホホホ」が目立つ。アレンの場合、アジリタが短いと咳払いをしているようにも聞こえるため、そこから「咳払い唱法」という呼び名も派生した。
専門用語ではないため、この用語の一般使用は勧められない。
せっかく音声ファイルのたくさん上げられるso-netに引っ越してきたので、以前から密かに計画していた「オモシロ歌唱事典」の編纂に着手してみます。ハイ、ウチはネタblogですから(笑)
さて、音の境目に「h」が入る歌い方は、べつにアレン独自のものではなく、こういう歌い方をしている歌手は普通に大勢いらっしゃいます。声楽の先生によっては「駄目」という方もいらっしゃるようですけど、私は歌をやっていないので実際のところはわかりません。
「h」が入る歌い方と入らない歌い方を使い分けていると思われる歌手もいますし、頑なに入れない(ように頑張っていると思われる)歌手もいます。ちなみに私は入らない歌い方のほうが好きですが、アレンがやるとオモシロいのでチェックポイントにしています。
アレンは本当に「オホホホ」「オホホホ」うるさいんですけど、ごくたまに意識的に音を繋げて滑らかに歌っている録音もあるのでして、 そんな時には「やればできるじゃないの~ォ(*゚Д゚)」なんて大騒ぎしちゃいます♪
↓↓「オホホホ唱法」のサンプルはこちら↓↓
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ポケモン図鑑 -- 我が家のご贔屓歌手たち [オペラの話題]
基本、この人たちについての覚え書き、感想が多いです。
アンティーク(19世紀生まれ)やヴィンテージ(20世紀初頭~20年代生まれ)、おじいちゃん世代(30年代~40年代生まれ)の歌手が多いです。やや保守的ですが、懐古主義者ではないつもりです。
(しょっちゅうではありませんが、最近の歌手たちのも聴いています)
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