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新国立劇場《ドン・カルロ》 -- 2006年の新演出 [オペラ録音・映像鑑賞記]

06sinkokudoncarlo1.jpg なぜ今頃?とお思いになる方もいらっしゃるかもしれませんが、新国立劇場にて、06年の新演出の《ドン・カルロ》を観てきました。

 会場は、5階にある情報センター。こちらの閲覧室奥にビデオシアターなるお部屋がありまして、新国の記録映像をグループで視聴できるのです(今回、初めて知りました)。

 本日、それを利用した小規模な鑑賞会がありまして、mixiでそれを知ったワタクシ、いそいそと参加させていただいたのです。

 初対面の方ばかりでしたが(1名は、偶然にもマイミクさんでした)、趣味を同じくする者どうし。また、「単に観るだけ」という肩の張らない集まりということで、たまに私語を交えながら楽しく鑑賞させていただきました。

 さて、新国の《ドン・カルロ》ですが、4幕・イタリア語バージョンでした。
 演出と美術はマルコ・アルトゥーロ・マレッリによるやや抽象的なもので、ビスコンティの絢爛豪華なトラディショナル系に比べると、ぱっと見はちょっと寂しい。

 けれども、このシンプルな舞台美術のお陰で、音楽と歌唱にぐぐっとのめり込むことができるのかもしれません。
 逆に言えば、これで歌がショボかったら金返せモンなわけですが、《ドン・カルロ》にはさほど思い入れの無い私ですので、じゅうぶん満足できたと思っています。


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