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50役 記録達成!! -- アレンのファニナル in 《ばらの騎士》@ROH [アレンのニュース]

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 ロイヤルオペラの《ばらの騎士》は12/22に全公演を終了。
 サー・トーマス・アレンはゾフィーの父ちゃんファニナル役を歌いました。

 なんと今回のファニナルで、ロイヤルオペラハウス(ROH)で歌ったのは50役めになるそうです!!

 アレンのROHデビューは1971年。それから約38年の間に50役ですから、単純に計算しても年間に1~2つは新しい役に挑戦していたという感覚でしょうか。もちろんロールデビューは他の劇場で…ってこともあったでしょうし、ROH以外でしか歌ったことのない役もあると思います。

 50役すべてがレパートリーってことはさすがに無いと思いますが、大きな役から小さな役まで、手広く歌ってきたんでしょうね。

 バリトン歌手のレパートリーの平均数はわかりませんけど、これってスゴイ記録だと思います。

 日本で言うなら、年末の紅白歌合戦最多出場…みたいな?
 アレンって英国の北島サブちゃん?(←サブちゃんの紅白出場は、今年で46回めです)

 何はともあれ、おめでとう、アレンちゃん!! ヽ(´ー`)ノ

 プロ・デビュー40周年というおめでたい年に、もう一つ大きな記録を達成して、ファンとしても嬉しいです。

 さて、記念すべき50役め、ファニナルを歌う直前の12/5のアレンのインタビューをみつけましたので、その一部をご紹介します。↓↓↓

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《カルメン》@Royal Opera House 10/24 [オペラ実演レポ]

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 かなり時間が経ってしまいましたが、10月の追っかけ旅行の際に鑑賞した《カルメン》について、思い出を記録しておきます。

 10/24(土)。昼にアレンの《ジャンニ・スキッキ》を観てから少しだけロンドン観光をした後、ロイヤルオペラハウス(ROH)へとんぼ返り。この劇場へ行くのはこの日で通算9度目になりますが、1日に2回も通ったのはさすがに初めてのことでした。

 実は、同じ日の同じ時間に、イングリッシュ・ナショナル・オペラ(ENO)でブリテンの《ねじの回転》を上演しており、どちらに行こうか直前まで悩みました。

 結局ROHの《カルメン》を選んだのは、主要キャストが豪華だったから。

 なにしろエリナ・ガランチャのカルメンに、ロベルト・アラーニャのドン・ホセ。エスカミーリョはイルデブランド・ダルカンジェロです。

 本場イギリスで見るブリテン演目というのも、これが《ピーター・グライムズ》か《ビリー・バッド》であったのなら迷わず飛びついたと思いますが、せっかくの海外オペラ鑑賞ということでスター歌手を選んだ私。オタク心よりミーハー精神のほうが勝っていたということです。

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タグ:カルメン ROH

《トスカ》@新国立劇場12/2 -- 不完全燃焼 [オペラ実演レポ]

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 これも聴き飽きた部類の演目ではあるのですが、今年の新国通いが《ヴォツェック》で終わるのもなんだかな~・・だったので、駆け込みでチケットを取りました。

 やはり「いかにもオペラ!!」ってな音楽と豪華な舞台で盛り上がりたいではないですか。

 ここ最近は、全く耳慣れないオペラにばかり行っていたので、《トスカ》のようにそれなりに知っている作品というのも安心感があって良いものです。

 ただ、こういう有名ドコロはCDやDVDでいわゆる「一流」の演奏に簡単に触れられるので、私のようなシロウトでもそれなりに耳が肥えてしまっています。ナマ鑑賞も、06年のローマ歌劇場のお引越し公演で、大枚はたいて体験してしまったし。懐かしのレポはこちら。まだ前のブログがオペラ専門じゃない頃に書いた記事です♪)

 多少のガッカリ感は覚悟した上で、会社から初台へ直行しました。

 ちなみに新国立劇場は、我が職場から徒歩で15分程度の近さなのです。あまり平日に行ったことがなかったので、この日はじめて気付いた事実でした。

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タグ:トスカ 新国

父ちゃん役です -- 《ばらの騎士》@英国ロイヤルオペラ [アレンのニュース]

 ※12/11 追記
 Intermezzoさんのブログで、ファニナル役に扮したアレンの写真が公開されています。
 ゲネをご覧になったみたいですね!(→こちら

 特に脇役陣が光っており、オックスのピーター・ローズトーマス・アレンがとてもハマっていたそうです。
 ゾフィー役のルーシー・クロウも、いくつかの最高音は危なかったものの、概ね良い出来だったとのこと。

 それに対して、マルシャリンのソイレ・イソコスキーとオクタヴィアンのゾフィー・コッホは精彩を欠いていたとか何とか・・・。
 本番ではどうだったのか気になりますね。


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(以下、12/6の記事)
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 英国ロイヤルオペラの《ばらの騎士》、明日いよいよ始まります。

 日程は、12/7, 12/10, 12/13, 12/15, 12/18, 12/22、全6回の公演です。

 “じーちゃん”ことサー・トーマス・アレンは、ゾフィーの父ちゃんのファニナル役で。

 地味な脇役ではありますが、娘を貴族と結婚させたくてジタバタしている成金オヤジ、2幕後半では笑いをとるちょっとした見せ場(?)もありますし、3幕では発作を起こして倒れたりと、けっこうコメディセンスを問われます。
 まさにアレンの得意とする役ドコロ。きっと目立ってくれることでしょう。

 また、このROHの演出では、ファニナルはちょっとおもしろいカツラを被ります。アレンのカツラ姿なんて久しぶり…あ、いや、現代読替演出でも若作りのためのカツラはさんざん被っていますが、こういう時代劇のカツラ姿は最近あまり見ていないので。
 脇役だから舞台写真には写らないかもしれませんが、その際はまた一般観客の皆さんのブログをさまよって探してみるつもりです。←ゲネの写真がありました。こちら

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