SSブログ

ボリショイ劇場の《ばらの騎士》 4/3いよいよ初日! [アレンのニュース]

※4/3 kasitankaさんがロシアのニュース動画を更に紹介してくださいましたので、追加でリンクを貼っておきます。アレンもチラリと映っています(笑)

"Кавалер розы" впервые в Большом
На сцене Большого театра премьера оперы "Кавалер Розы"

bolirosen.jpg

 祭りの最中ですが、ここで臨時ニュース。

 明日(4/3)にロシアはボリショイ劇場の《ばらの騎士》がいよいよ初日を迎えます。
 サー・トーマス・アレンがファニナル役で出演予定ですが、そのゲネの様子を伝えるニュース映像がネットにUPされました。⇒こちら
 (Kasitankaさんの"通報"です。ありがとうございます!)

 なぜこんなに話題になっているのかといいますと、ボリショイ劇場で《ばらの騎士》がレパートリーに入るのは、ロシアのオペラ史上初めてだから。

 欧米各国の主要劇場では当たり前に上演されている演目ですけれども、ロシアでは1928年のキーロフ(現在のマリインスキー劇場)と、1971年のウィーン国立歌劇場のモスクワ公演の時だけなんだそうです。

 ソース記事は英語のがこちら、ロシア語のがこちらですが、特にロシア語のほうは翻訳サイトを使ってもイマイチよーわからんのです。間違っていたら訂正してくださいね>「ロシアン・シンガーを愛でよう委員会」の皆様

 まぁとにかく歴史的な大イヴェントであることは間違いなさそう。
 アレンがロシアで《ばら》を…と知った時には、正直「またですかぁ~?」と思った私ですが、こんな栄えあるプレミエに声がかかったということだったんですね。
 いやはや、ファンとしても鼻高々であります。

 ボリショイのサイトにもようやく名前が載りました。⇒こちら

 おや、愛娘のゾフィーはリューボフ・ペトロヴァではありませんか。
 映画《魔笛》の夜の女王でウチのブログに登場したこともあります。

 映像にちらっと映っているスティーブン・リチャードソン(オックス男爵)もカッコ良くて好みだし。

 モスクワでは大盛り上がりのようですから、映像なども見られる可能性大!
 衣装もポップで華やかだし、DVD化されないかな~なんて今から期待しちゃっています。

-----------------------------------------
関連記事リンク:
4月はロシアで《ばらの騎士》 -- ボリショイ劇場デビュー
《ばらの騎士》@METライブビューイング

タグ:ばらの騎士

No.16~20 キリコ, ブラン① , グロソップ, カンボン, マルドネス ["闘牛士の歌" 聴き比べ]

聴き比べ企画 Chanson du Toréador -- 100人の「闘牛士の歌」 もくじはこちら

 大本命のブランが早くも登場。そして直後にグロソップも。iPhoneでシャッフルで聴いているのに。この順番、ネタですか?
--------------------------------------------------
No.16 ジーノ・キリコ (Gino Quilico)カナダ/1955 -
原調/フランス語
父のルイ・キリコが好きなので、それだけで合格!(これを書くまでおとっつぁんのほうだと思っていた。すまぬな、ジーノ)。
気品と男気を感じます。普通に歌ってるだけなんだけど、それがこの歌の良さを引き立てているというか。シンプル・イズ・ベストの好例。
ラストの長伸ばしがきれいで気持ちがいい。


sawayakablanc.jpgNo.17 エルネスト・ブラン①(Ernest Blanc)フランス/1923 - 2010
原調/イタリア語/1960年ナポリのライブ ⇒ YouTube
早々と「神」の登場です。
専売特許“デレカント”が控えめなのはイタリア語歌唱がゆえと思われます。それでも要所要所で発動してるけどw
それよりも何よりも、何なのだ、この独特の爽やかさとお色気は?
もう「カッコ良い」とか「素敵」とか「セクシー」の領域を超えている。
世界一のエスカミーリョとは言わないけど、唯一無二の存在であることはまちがいない。
あと2つ音源があるので続きはそちらで。


pg.jpgNo.18 ピーター・グロソップ (Peter Glossop)イギリス/1928 - 2008 ⇒ YouTube
原調/イタリア語/67年の録音
おやまぁ続けざまにご贔屓さんが。飽き始めたところだから嬉しいです。
それにしても、バリトンのくせにこんなに重量モタモタ歌唱でいいの?
爽やか軽やかなブランの後だから言うわけでもないけれど、大声コンテスト以外の何物でもない。
ヴェルディを敬愛しているからって、おフランスのオシャレな歌までヴェルディにしてしまっては・・。
押し付けがましさ、鬱陶しさ、暑苦しさではナンバーワン!
「脳みそも声帯」なグロ様だけど、私にとってのオンリーワン!


No.19 シャルル・カンボン(Charles Cambon)フランス/1892 - 1965
半音下げ(レコードの回転速度の影響かも)/フランス語/録音年不詳
歌唱は地味だが、声音がどこかなまめかしく、じっと聴き入ってしまう。
この人の声を現代の録音技術で録ったらどんなふうに聴こえるんだろう。
別格のブランを除けば、フランス勢ではマッサールの次に好き・・かも・・。


No.20 ホセ・マルドネス(José Mardones)スペイン/1869 - 1932
原調/スペイン語??/録音年不詳 ⇒ YouTube
すごい録音を聴いてしまった。合唱がスリー・アミーゴスになってる~www
これぞ「歴史的ネタ」。
そもそも1869年生まれって…(*゚Д゚)

No.11~15 ローズ, ギャウロフ, ホロストフスキー, コロンボ, ダルカンジェロ ["闘牛士の歌" 聴き比べ]

聴き比べ企画 Chanson du Toréador -- 100人の「闘牛士の歌」 もくじはこちら

 へえぇ~バスが歌うエスカミーリョ(バスカミーリョ)もいいじゃん、と思い始めた。
----------------------------------------------------------
No.11 テディ・タフ・ローズ(Teddy Tahu Rhodes)ニュージーランド/1966-
原調/フランス語/2010年Metのライブ
ブランのような微妙なハスキーヴォイスでセクシー。一方低音はよく響いて全体的にはマッチョな歌唱。
「ら〜あ〜むぅ〜〜る♪」はかなりエロかも。でも下品にはならないのね。
現代的で良いんじゃないかな?


ghiaurov.jpgNo.12 ニコライ・ギャウロフ(Nicolai Ghiaurov)ブルガリア/1929 - 2004
原調/フランス語 ⇒ YouTube
美麗、端整、勇壮、そして紳士。
バス歌手は重いので私は敬遠しがちなんだけど、この人のはテンポも良く気にならない。
歌に振り回される歌い手も多いけど、ギャウロフはさすが、安定してます。
こんな人とケッコンしたいね+(0゚・∀・) +


horo.jpgNo.13 ディミトリー・ホロストフスキー(Dmitri Hvorostovsky)ロシア/1962 -
原調/フランス語/2006年モスクワでのコンサート音源 ⇒ YouTube
ビブラート、盛大な♯、どれをとってもオモシロイ!(褒めてます、褒めてますよ!)
歌い崩しもこの人なら許せる。
歌い手の個性が歌に勝つ、これが「その歌をモノにした」ってことなんでしょうね。


No.14 シピオ・コロンボ(Scipio Colombo)イタリア/1910 - 2002
原調/イタリア語/1959年東京のライブ
第二次イタリア歌劇団来日時の貴重な録音。
ヴェルディを聴きたくなってくる歌唱ですがエスカミーリョも悪くない。声の明るさが曲に合ってる。


No.15 イルデブランド・ダルカンジェロ(Ildebrando D'Arcangelo)イタリア/1969 -
原調/フランス語/2006年ROHのライブ
有名な、馬に乗って歌ったやつです。
実演でも聴いたことがあるけど、この人が歌うとえらく地味。
メロディラインもはっきりしないしテンポもモタつき感がある。
ファンの方が読んでらしたらゴメンナサイだけど、この人の歌唱を生かす歌はもっと他にあるんだと思う。
同じくROHで聴いたフィガロ(ケッコンするほう)はとっても良かった。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。