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ティッタ・ルッフォの全録音を粘着に聴いて感想をつけてみた/Edition Vol.1 [オペラ録音・映像鑑賞記]

ruffoedition1.JPG 今年の8月にティッタ・ルッフォの(おそらく)全録音(*1)を収録したと思われるCD全3巻を入手しまして、通勤の行き返りに粘着に聴きました。

 1巻毎にそれぞれCDが2枚あり、Edition Vol.1(52曲)、Vol.2(47曲)、Vol.3(43曲)、計142曲。ルッフォが録音に前向きだったとは聞いていましたが、こんなにあるとは思いませんでした。

 至福の極みです。

 特にVol.1 は、1905年のパテ兄弟社での録音が入っており、ルッフォの初期の歌唱がどんなだったかを知る上でも大変貴重。なにしろ28才という若い時代の歌唱。
 さぞ素敵だったんでしょうねぇ…・:*:・(*´エ`*)ウットリ・:*:・と、ワクワクしながら聴いてみたところ、

 びっくりするほど下手くそだった!

……という事実も判明www
(いるかどうかわからないけどファンの皆さんごめんなさい)

 とにかく大声でやかましくて、情感もへったくれもなく、おまけにオンチで、聞くに耐えずにすっ飛ばしたくなる曲もいくつか……orz

 後年の録音のあの素晴らしさは何なんでしょう。この時の録音から10年くらいの間に技術と芸術性が飛躍的に向上したに違いなく、芋虫ルッフォを蝶に変身させた要因はいったい何だったのかと、自伝を読み返してあれこれ妄想を膨らませるのもこれまた楽しく。

 Twitterでこれまた粘着に感想をつぶやきましたので、今年中にこちらに転記しておこうと思います。
 続けて聴いているうちにだんだん頭がおかしくなってきて、コメント(声)が裏返っている部分はご容赦をww

 ちなみに、ルッフォの録音の多くは「アコースティック録音(ラッパ録音)」と呼ばれる方法で録ったもの。マイクではなく、メガホンの大きいほうの開口部に向かってがなりたてた歌ったんですね。
 二重唱などでどちらか一方の歌手の声が遠く聴こえるのはポジション争いに負けたためと思われますww

 ⇒⇒ティッタ・ルッフォEdition 2 へ
 ⇒⇒ルッフォについての過去記事はこちらから

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