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ティッタ・ルッフォの全録音を粘着に聴いて感想をつけてみた/Edition Vol.2 [オペラ録音・映像鑑賞記]

ruffoedition.jpg Edition Vol.2 の感想です。収録年は1912年~1920年頃。

 1906年あたりからとんでもなく素晴らしくなったティッタ・ルッフォの歌唱は、このVol.2 の時期に最盛期を迎えたと言ってよいでしょう。35才~42才くらいですね。

 30代で最盛期というのが本当に惜しい。バリトンなら40~50代が最も輝いている年代だと思うんですけれども。

 Vol.2に収められているアリアや重唱、歌曲の数々はルッフォがファンに遺してくれた、まさに「至宝」と呼べるものだと思います。

 右上の画像は今回私が聴いたCDとは違いますが、このVol.2 の名唱がほとんど入っていてお得な選集となっております。Vol.1のヘタクソ歌唱は皆無だしお値段も(まぁまぁ)安いですし、ルッフォに興味を持ってくださった方がいらっしゃったらお勧めしたいです。(画像をクリックするとamazonへ飛びます)

 いやホント、¥4,500 なんて安い安い。ルッフォのためにEdition1~3と自伝、アンソロジーと、あれこれ手を伸ばしましたが、絶版だったりするんでけっこうなお値段になってるわけです。いつも中古屋で¥1,000以内のCDを探している身ですから、いくらファンでも手を出す前にクヨクヨ悩みましたぞ(笑)

 ああ、こっちなら、1曲ずつmp3で買えますわww
 と、一人でもファンを増やしたいがために宣伝活動にいそしむ私。アフィリエイトとかやってないんで、私の懐には1銭も入りませんぞ(笑)

 新しモノ好きなルッフォおじさんも、100年後にこんなふうに自分の録音が売られていると知ったら、さぞかし驚かれることでしょうね。

 閑話休題。
 Vol.2はイタリアやフランスのメジャーなオペラや歌曲が中心。《アフリカの女》や《クリストフォロ・コロンボ》など今では珍しいものもありますけど、ルッフォの自伝にはちょくちょく出てきたタイトルなので、これらも当時はメジャーだったんでしょう。

 いきなり『ハムレット』の朗読(歌じゃない!)が聞こえてきてビビったりもしましたが、感動しつつ楽しみつつツッコミつつ聴きました。エンリコ・カルーソーとの《オテロ》二重唱も入っております。

 ⇒⇒ティッタ・ルッフォEdition1 の感想はこちら
 ⇒⇒ルッフォについての過去記事はこちら

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