タイムズスクエアのローザ・ポンセル像 [オペラの話題]
前回、ローザ・ポンセルについての記事を書きましたところ、お世話になっている名古屋のおやじさんからポンセル像がタイムズスクエアにあるという情報を教えていただきました。
以下、おおまかに調べたことを更におおまかに記載します。
ポンセルの像は、ブロードウェイ1552番地に建つ旧I.ミラー靴店(I. Miller shoe shop)の片側の壁に設置されています。
1920年代に設立されたミラー靴店は、演劇や舞踊の為の靴の専門店としてワールドワイドに展開していたそうです。
その外壁に設置された4人の偉大な女優・歌手たちの像は、この街に集まる演劇ファンたちの目を楽しませていたのだとか。
像はそれぞれ、エセル・バリモア(オフィーリア)、メアリー・ピックフォード(小公子)、マリリン・ミラー(サニー)、ローザ・ポンセル(ノルマ)です。
初お目見えは1928年。
歳月を経てこの建物も朽ち始め、次第に誰にも見向きもされなくなっていきました。現在では屋根から特大サイズの商業広告が見下ろしていますし、像の設置された壁の反対側にはマクドナルドが入っています。
何とかしてこの由緒ある建造物を守りたいと、昨年秋頃から修復が始まり、12月中旬にはすっかり美しく蘇った姿を披露しています。⇒⇒⇒⇒こちら
(記事トップのI.ミラー・ビルの画像は修復前のものです)
※こちらのブログで改装前と後の画像を見られます。
タグ:ローザ・ポンセル
ローザ・ポンセル -- スカートを履いたカルーソー [オペラの話題]
中古屋さんでローザ・ポンセルのCDを見つけました。
ヴェルディ抜粋盤。収録曲は《アイーダ》《トロヴァトーレ》《運命の力》で、共演者にジョヴァンニ・マルティネッリ、リッカルド・ストラッチャーリ、エツィオ・ピンツァの名前があります。
(⇒⇒⇒こちらのCDです)
ポンセルといえば、かのトゥリオ・セラフィンの言うところの「3人の奇跡」の1人なのだそうです(他の2人は、カルーソーとルッフォ)。
しばらく同時代の別のソプラノに入れ込んでいたのでポンセルについては後回しだったのですが、ディスクを見つけたのも何かの縁。それに、ピンツァの歌唱も聴いてみたかったのでホクホク購入しました。
1曲目。
マルティネッリのラダメス。「清きアイーダ」
うん、オテロの時も思ったが、ちょっと弱いぞ。ニョロニョロしてるぞ。
そして2曲目。
ポンセルの「勝ちて帰れ」。
その第一声を聴くなり、凡人の私も思わず呟いてしまったのです。
奇跡じゃぁぁ~!!(←〝タタリじゃぁぁ~!!〟風に……)
※上の画像をクリックすると、YouTube、ポンセルの歌う『勝ちて帰れ』へ飛びます。
ヴェルディ抜粋盤。収録曲は《アイーダ》《トロヴァトーレ》《運命の力》で、共演者にジョヴァンニ・マルティネッリ、リッカルド・ストラッチャーリ、エツィオ・ピンツァの名前があります。
(⇒⇒⇒こちらのCDです)
ポンセルといえば、かのトゥリオ・セラフィンの言うところの「3人の奇跡」の1人なのだそうです(他の2人は、カルーソーとルッフォ)。
しばらく同時代の別のソプラノに入れ込んでいたのでポンセルについては後回しだったのですが、ディスクを見つけたのも何かの縁。それに、ピンツァの歌唱も聴いてみたかったのでホクホク購入しました。
1曲目。
マルティネッリのラダメス。「清きアイーダ」
うん、オテロの時も思ったが、ちょっと弱いぞ。ニョロニョロしてるぞ。
そして2曲目。
ポンセルの「勝ちて帰れ」。
その第一声を聴くなり、凡人の私も思わず呟いてしまったのです。
奇跡じゃぁぁ~!!(←〝タタリじゃぁぁ~!!〟風に……)
※上の画像をクリックすると、YouTube、ポンセルの歌う『勝ちて帰れ』へ飛びます。