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No.11~15 ローズ, ギャウロフ, ホロストフスキー, コロンボ, ダルカンジェロ ["闘牛士の歌" 聴き比べ]

聴き比べ企画 Chanson du Toréador -- 100人の「闘牛士の歌」 もくじはこちら

 へえぇ~バスが歌うエスカミーリョ(バスカミーリョ)もいいじゃん、と思い始めた。
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No.11 テディ・タフ・ローズ(Teddy Tahu Rhodes)ニュージーランド/1966-
原調/フランス語/2010年Metのライブ
ブランのような微妙なハスキーヴォイスでセクシー。一方低音はよく響いて全体的にはマッチョな歌唱。
「ら〜あ〜むぅ〜〜る♪」はかなりエロかも。でも下品にはならないのね。
現代的で良いんじゃないかな?


ghiaurov.jpgNo.12 ニコライ・ギャウロフ(Nicolai Ghiaurov)ブルガリア/1929 - 2004
原調/フランス語 ⇒ YouTube
美麗、端整、勇壮、そして紳士。
バス歌手は重いので私は敬遠しがちなんだけど、この人のはテンポも良く気にならない。
歌に振り回される歌い手も多いけど、ギャウロフはさすが、安定してます。
こんな人とケッコンしたいね+(0゚・∀・) +


horo.jpgNo.13 ディミトリー・ホロストフスキー(Dmitri Hvorostovsky)ロシア/1962 -
原調/フランス語/2006年モスクワでのコンサート音源 ⇒ YouTube
ビブラート、盛大な♯、どれをとってもオモシロイ!(褒めてます、褒めてますよ!)
歌い崩しもこの人なら許せる。
歌い手の個性が歌に勝つ、これが「その歌をモノにした」ってことなんでしょうね。


No.14 シピオ・コロンボ(Scipio Colombo)イタリア/1910 - 2002
原調/イタリア語/1959年東京のライブ
第二次イタリア歌劇団来日時の貴重な録音。
ヴェルディを聴きたくなってくる歌唱ですがエスカミーリョも悪くない。声の明るさが曲に合ってる。


No.15 イルデブランド・ダルカンジェロ(Ildebrando D'Arcangelo)イタリア/1969 -
原調/フランス語/2006年ROHのライブ
有名な、馬に乗って歌ったやつです。
実演でも聴いたことがあるけど、この人が歌うとえらく地味。
メロディラインもはっきりしないしテンポもモタつき感がある。
ファンの方が読んでらしたらゴメンナサイだけど、この人の歌唱を生かす歌はもっと他にあるんだと思う。
同じくROHで聴いたフィガロ(ケッコンするほう)はとっても良かった。

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コメント 2

Basilio

ギャウロフのこの歌でのカッコよさは、もう、筆舌に尽くしがたいですよね(^皿^)
私は彼のを聴くと、豪放磊落な猛将エスカミーリョがイメージされますね。ブランの伊達男エスカミーリョとはまた一線を画すもので、全曲聴いてみたかったような。
近年バリトン・アプローチの伊達男が減って、バスカミーリョが増えてるんですが。。。なんかこういうアプローチしてよ!って思う笑。
by Basilio (2012-04-03 12:43) 

しま

■Basilioさん
ギャウロフでのこの歌、初めて聴いたんですよ。
堂々としたもんです。
ブランは素敵だけど、そんなに強そうじゃないですもんね。(むしろ守ってあげたいような…w)

>バスカミーリョ
が好まれる時代ってことなんでしょうかねぇ。
もう少ししたら振り子が戻って、またバリトン中心になるかもしれない。
そのきっかけとして、ブランを上回る素敵な伊達男バリトンの出現を望みます。
by しま (2012-04-03 20:33) 

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