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《ラ・ボエーム》@新国立劇場1/24(木) [オペラ実演レポ]

 好きなオペラだけど、正直、飽きた。それでも行ってしまうんですねぇ~、新国立劇場の《ラ・ボーエム》

 興味の対象は、何と言っても第2幕のモブ・シーンです。特に演出。

 昨年のキエフのボエームでは、ものの見事に群集棒立ち、しかも人数も少ないという(まぁ“出稼ぎ”公演ですから仕方が無いけど)、モブ・フェチとしてはちょっと物足りない思いをしました。

 普段は「オペラは棒立ちが基本!!(`・ω・´) 」な~んて言っていますが、洗練された秀逸な演出に触れてしまうと、「このシーンだけは最新式でネ?」とか、無茶な要求を突きつけたりもするワガママな私であります。

 新国の合唱、なにげに上手いし。

 そもそも、プッチーニだしね。


 ヴェルディ@オモシロ劇場 とは違うからね。


sinkoku-boheme1.jpg あと、マリア・バーヨのミミにも興味津々、期待度大。

 なんてったってこの容姿ですもの。

 可憐でしょ? 薄幸のミミって感じがするじゃない?

 これがヴェルディだったら、女横綱みたいな、いかにも「あたしオペラ歌手ですっ!」みたいなツワモノに登場していただきたいものですが、プッチーニは笑いにいくためのオペラじゃないですからね。基本的に。

 ネタ・ゲッターな私だって(たまには)ちゃんと感動したいわけで、半年休とっていったんお家に帰ってイソイソとおめかしをして、極寒の東京は初台オペラパレスへ参上したのであります。

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sinkoku-boheme2.jpg 座席からの見た目はコレ。

 1階席の後方。そしてまたもや右寄りですが、指揮者の姿も観察できるし、なかなか良いお席でした。

 さて、まずは演出について語っておきましょう。

 初心者にもやさしい“オーソドックス”タイプ。要所要所に既視感がないわけでもありませんが、まぁそれはそれで安心できます。

 面白いと思ったのは、どの幕でも初めは半透明のスクリーンを舞台セットの前に垂らして、大きな画像を映すところ。
 たとえば1幕なら、パリの屋根裏部屋の窓から見た外の風景。屋根と煙突が延々と連なって、一気に100年前(*1)の世界に引き込まれてしまいます。

*1)ボエームの舞台となった時代は1830年頃だそうですが、新国の演出では自動車が登場するので、19世紀末~20世紀初頭をイメージしているのではないかと思われます。

 マルチェッロのライトモティーフの後にその映像が消え、スクリーン越しに室内のマルチェッロとロドルフォが見える。そして二人の掛け合いとともにスクリーンがするすると上がっていって、気が付けば貧乏芸術家二人と一緒に寒々とした屋根裏部屋に居る……という感覚を味わうことができるんですね。

 映画の冒頭で頻繁に見かける手法で、なるほど、舞台でもそれができるんだねと感心しました。
 というか、舞台の演出が映画の手法に影響を受けているわけですから、現代の芸術は映像の分野が強いんだねぇ……と改めて思いましたです。

 秀逸なのは2幕で、スクリーンに映し出されたのはパリの街の喧騒。そしてスクリーンが上がると、群集が映像と完全に重なるように全く同じ位置に静止しており、サッと動き出すのです。思わず、「うまい!」と(心の中で)膝を打ちます。

 人々の動きもけっこう良かった! 細部まで計算し尽くされた“自然な”ミニ・ドラマがあちらこちらで見られます。

 もう一つ面白いなと思ったのは、左右の建物のセットが回転するようになっていて、ちゃんと衣装を着けた人が時々動かすんですね。人の群れもそれに合わせて形を変え、すると、広場が現れたり、大通りがかなり先まで伸びていったり、観客の視点であるところの“カメラ”が街中を移動しているような効果を生むわけ。これも映像の時代だからこそ生まれるグッド・アイデアです。

 そして話は進み、最後にムゼッタやロドルフォたちが勘定書きを残してトンズラしてしまって、アルチンドロが「ポカーン(*゚Д゚)」ってなる、その瞬間――。

 群集の動きが静止するのです。

 もう一度、絵に戻る。

 ここでもう(心の中で)「ブラボー!!」の嵐。気分は一人でスタンディング・オベーションです(やらなかったけど)。
 飽きた飽きたと言いつつ、やっぱり観てみるモンだわと思いました。

 さて、歌手陣ですが。

 今回は男声陣はそこそこ満足、女性陣は「………」というのが正直な感想です。

sihkoku-boheme3.jpg 特に、マリア・バーヨに「???」でした。

 この人を聴くのは初めてなので、この1回だけで「こうだ」とか「ああだ」とか決めつけるつもりはないのですが、不思議な歌い方をする人です。

 フレーニやスコットのミミを聴きすぎている私の耳(ダジャレではないですよ?)が、固定観念にがんじがらめになっているせいかもしれませんが。

 しかし――ミミの登場の第一声から我が耳を疑ってしまいました。アンタ、誰……?と。

 ミミにしては元気すぎる。そして「お転婆」を通り越して「蓮っ葉」な印象すら受けました。容姿は華奢でよろしいんだけれども、正直、あの声で倒れられても……。なんかね、薄幸な感じがしないのね。

 オペラはやっぱり“声”です。“容姿”じゃない。スコットみたいなガタイのいいオバハンでも、声がミミなら、太めな体なんて全然気にならないもの。そこが映画と違うところ。

 たぶん、あの歌い方がかなり影響しているんだと思います。
 なんというか……オペラっぽくないです。ふっと浮かんだのが、なぜかシンディ・ローパーの声だったり。それほど似てるっていうわけでもないですが、彷彿とさせるのね。高音はまぁいいんだけれども(でもミミっぽくないけど)、低音やピアニッシモな部分がミュージカルっぽいというか……。

 2幕もそんな感じだったので、「この人、ミミじゃなくてムゼッタのほうが似合ってる」なんて思ってしまったり。

 が、3幕からは印象が変わり、いい感じにオペラの声になってきました。ミミの旋律は後半のほうがドラマチックだし、バーヨの力強い声が生きてくるのかもしれませんね。前半は調子がよろしくなかったか、エンジン全開ではなかったのかもしれません。

 この演目のDVDやCDをいくつか鑑賞して思うのは、ミミやロドルフォ役の歌手は大抵この3幕に照準を合わせて調子を上げてきますよね。ロドルフォ役の佐野成宏もそんな感じでした。
 1幕から美声を聴かせてくれましたが、ところどころ「おおっと、♭!!」でしたが、3幕や4幕はよかったな。というか、♭なんて全く気にならなくなりましたし。

 ラストの「ミミ~~」もよかったですよ。2回目の「ミミ~~~(ぐずりの♯)」はかなりツボに入りました(←ヴェルディ信者)

 バリトンフェチとしては、ドメニコ・バルザーニの歌唱にもちょっと興味があったんですが、普通にマルチェッロの旋律を歌ってますって感じで、萌えるとかウケるほどではなく、残念。すみません、バリトンには(おかしな)要求が高いのです。

 今回の公演で、私的にMVPを差し上げるとしたら、何といっても鹿野由之@大家ベノアです。

 こういう伝統的なスットコドッコイ歌唱ができる歌手は大切にしなければなりません。
 今後、新国で鹿野サンの名前を見たら必ずチェックをするわ! ほかの役も聴いてみたいわ!(*´Д`)

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【ミミ】マリア・バーヨ 【ロドルフォ】佐野 成宏
【マルチェッロ】ドメニコ・バルザーニ
【ムゼッタ】塩田 美奈子
【ショナール】宮本益光
【コッリーネ】妻屋 秀和
【べノア】鹿野 由之
【アルチンドロ】初鹿野 剛
【パルピニョール】倉石 真

【合唱指揮】三澤 洋史
【合 唱】新国立劇場合唱団
【児童合唱】TOKYO FM少年合唱団
【管弦楽】東京交響楽団
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ぶどう

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今回は演出がとてもよかったようで・・・行けばよかった(^_^;)

なんとなくプッチーニだと
「まあ、プッチーニだしどっちでもいっか。」
という気になってしまうのです・・・。
by ぶどう (2008-01-27 01:35) 

keyaki

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おぉ、新国ボエームご覧になったんですね。
建物がクルクル動くのは、私は面白いと思いましたが、ウザイ!って評判悪いみたいですね。この演出で2003年にも見ているんですが、建物が動いた記憶がなかったので、今回、ちょっと動かしてみたのかと思ってましたが、2003年にもちゃんと動いていたそうです。

バーヨの歌唱スタイルっていうんでしょうか、ほんと不思議で目が離せなくなっちゃいました。バーヨは、若い頃、スカラ座でムゼッタを歌ってるんですヨ。しまさん、するどいですね。

私のは、長いだけがとりえですけど、鑑賞記事を書いてますので、お時間のある時にどうぞ....
by keyaki (2008-01-27 03:07) 

edc

TITLE: ミミ
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しまさん、いつも楽しませていただいています。同じ日だったんですね。
>不思議な歌い方
独特でしたね。一瞬びっくりしました。以前に映像、セビリアの理髪師で視聴したときもロジーナとはいえ、ちょっとうるさい感じがしたような・・ でもああいう個性のミミということで納得することにしました。なんといっても華奢なのがよかったです。

でも、いわゆる清純派ミミではなかった。積極的にオトコをつかまえようとしているというか・・ けっこうずうずうしいところありに見えました。2幕で珊瑚のネックレスを欲しがるところ等々、他のミミでもいつもちょっと感じますけど、ミミっていわゆる「良い子」ではないんじゃないかと・・ 今回のミミはそれがとてもはっきり出ていたと思います。カマトト失敗のせいかどうか、4幕「私眠ったふりを・・」以降も、胸いっぱい、うるうるってことなかったです・・

でも、でも、プレミエよりはるかにおもしろくて、気に入りました・・

>建物のセットが回転する
私は好きでした。町の展望が変わるの、わくわくしました。やっぱり動く舞台って魅力的ですね・・ 私もなぜかプレミエの記憶がない・・ 寝てたのかしら^^;;
by edc (2008-01-27 08:49) 

メラノ

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さすがしまさん!公演の雰囲気がよくわかりました。
プッチーニは守備範囲にないけれど、毛嫌いせずに鑑賞してみようかな~。
なるほど、バーヨってそういう歌手なんですね。
理髪師のDVD買おうかどうか迷っていましたが、さらに迷いそう(笑)
そういえば、コミュで「深窓の令嬢に見えない」というコメントも頂いてましたな。
by メラノ (2008-01-27 14:04) 

彩

TITLE: いつもいつも長文ですみません
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バーヨさんレポ、待ってました(笑)♪
この人バルセロナの「愛の妙薬」のアディーナのおてんばっぷりが大好きなのですが、正直ミミで東京までとんでいきたいとは思わないな、とか思っておりました(笑)。
でもムゼッタですか? 見たことないくせにこんなこと書くのも気が引けますが、何となくムゼッタというと、私の中ではネト子ちゃんのイメージがありまして。
(日本で歌ったときに、ミミを完全に喰ってたという話を聞きましたが、さもありなんと。)
個人的には、高音張り上げの時のお顔がいかがであったかが気になります。
(雰囲気ぶっこわしになるようでしたら拙宅ででも・・・;笑)

実はサーの「ラララ~」を拝聴した後、こういう細い声のバリトン、どっかで聴いたなあ、と引っ張り出したのが滅多に見ないマドリッドの「理髪師」DVD。
(すいません、私にとってはバリトンは朗々と響いてなんぼ、なもので。
しかしほんとに「咳払い」に聞こえますね。一部しゃっくりにも聞こえました。)

これが私の「理髪師」初体験だったのですが、久しぶりにちょこっと聴いてみて、演出になじめなかったのに加えて、音的にもきっと物足りなかったんだなあ、と思いました。
フローレス、スパニョーリ、バーヨ、プラティコ、みんな声が細いんですね。
そりゃブレイク、ヌッチ、ダーラと揃えた(バトルはおいとくとして)メトの方がお気に入りになるわけだ、と。
要求するものが正しくない、のは分かってますが、久々にフローレスの大アリア聴いたら「パワーが足りん」と思ってしまった私です(汗)。

演技はちゃんとフィガロなんだけど・・・のスパニョーリ。
http://jp.youtube.com/watch?v=9UDCmFG8OpM
ちなみにバーヨさんの「今の歌声は」はこんな感じ。
(深窓の令嬢に見えないのは演出のせいだと思います。せめてこのくらいの格好にさせてもらえばよかったのに・・・)
http://jp.youtube.com/watch?v=sloOeO_VivQ

>メラノ様
よかったらこのDVDお貸ししましょうか? フローレス好きなら多分評価は違うと思うので。
by (2008-01-27 15:55) 

しま

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■ぶどうくん
そうそう。私も「ボエームかよ…」と萎えだったんですけど、年明けの1月から何もオペラに行かないのもどうかと思って、無理矢理チケットを買ったんですよ。あの時はまだルイザ・ミラーに行く予定はなかったですしね。
それに最近は、ようやく演出方面にも興味を持ち始めたのです。なので、今回は行って「正解!」でした。

■keyakiさん
同じ日だったんですね~。では、ロドルフォの「冷たい手を」が始まる直前のほんの一瞬の静寂に、盛大に咳込んで場を乱したのは私です。

>バーヨは、若い頃、スカラ座でムゼッタを歌ってる
やっぱりそうなんですね~。似合うと思います。でも3幕以降はそれなりにミミの雰囲気も出てました(私の耳が慣れたせいかもしれません)。

■edcさん
同じ日だったんですね~。ではロドルフォの(以下略)

>一瞬びっくりしました
私もです。「は!?」って感じで。期待していた声と正反対だったものですから。まぁこういう「ビックリ」もオペラの面白さのひとつなのかもしれません。

>ミミっていわゆる「良い子」ではない
日本人的な美徳からすると、自分からプレゼントをねだるなんてヒロインとして「ありえん!!」なんでしょうけどねぇ。あの程度ならパリジェンヌとしては控えめなほうなんじゃないでしょうか。作曲者はイタリア人だし…。
そういや子どもの頃、ロドルフォとミミが結婚しているわけでもないのに一緒に暮らしている設定にドン引きしました。同棲は罪悪であると固く信じる「良い子」だったんです(笑)

■メラノさん
やっぱり、ベルカント好きな方ってプッチーニが苦手(ってほどでもない?)でいらっしゃるんですね。路線、まるで違うからなぁ。
《トスカ》あたりから、いかがですか?
マリア・バーヨについては賛否両論だと思います。違う演目でなら、私も気に入ったかもしれません。

■彩さん
お目目パチパチまではさすがに観察できませんでした。後方の席だったものですから。
ミミの適役は過去に有名なのが何人もいますけど、ムゼッタについてはどうなんでしょうね。なかなか納得のいくムゼッタに巡り会えません。
子どもの頃に聴いた(CDだったかTVだったか忘れましたが)ムゼッタで、一人「おおおっ!?」という人がいたのですが、あれは誰だったのか…。
最近のヒットは、キエフ《ボエーム》のムゼッタでした。彼女は良かった!
by しま (2008-01-27 22:12) 

いちこ

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おお。いいなあ♪
私もこういう「高校音楽の教科書」に出てくるような演目を観にいきたいなあ♪

で、私のことはいつ連れてってくれるのかしら?(^_^)わくわく♪
by いちこ (2008-01-28 11:35) 

しま

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■いちこさん
なぬ、「高校音楽の教科書」に載ってるような演目とな?
ならコレでしょう↓
http://www.nntt.jac.go.jp/season/updata/20000016_opera.html
ぜひご一緒に。

で、いつ私をお能に連れていってくれるのかしら?
by しま (2008-01-28 21:40) 

メラノ

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>しまさん
プッチーニは曲はさすがに聴かせるナァと思うのですが、主役テノールの性格がどうも・・。ストーリー上の問題ですが。
カヴァラドッシ・・・アッタバンティ夫人を当て馬に。
カラフ・・・・・・・・・トロフィーワイフがお好き。
ロドルフォ・・・・「ボクなんかといるより別れたほうがいいんだ」って何?
ピンカートン・・問題外!
結構入り込んでしまうせいかなんだか腹が立つの。(笑)

>彩さん
いろいろありがとうございます。
去年シネオペラでプライ、ベルガンサ、アルヴァ、ダーラの理髪師を観たのが映像初体験で、これはとてもよかったです。
しかしこれは大アリアは歌ってないみたいなので、「歌ってる盤」がやはり気になっています。
DVDをお貸しいただけるなら嬉しいですが、どうやって送って頂いたらいいのでしょう???
by メラノ (2008-01-30 09:50) 

いちこ

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行きたい行きたい、マジで誘ってよお♪ただし、高校生、いや中学生なみの感想しか言わないよ・・・(「わあ~へんなヒゲ」とか・・・)

お能は「ボクが連れて行くよ、しまクン!ピョンピョン」

ところでそのウエサマだけど、なんかマジでボケてるっぽいの…
くわしくは今度話しやす・・・

お能より、歌舞伎か寄席に行こうよ~♪
by いちこ (2008-01-30 21:49) 

彩

TITLE: 今更ですが
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バーヨさんがらみで一つ思い出したので。
歌曲のサイトにボストリッジ様の情報を探しにいってた頃、性別による声の好み、とかいうテキストを読んだことがありまして。
(女はバリトン、男はソプラノって話です。ぶどうくんの好み珍しいねって話しましたよね。)
割と最近、検索中に、くだんのテキストに再会。
あら、“男性には随分評判がいいけど”って例に挙げられてたの、この人だったのね、と。
そういえば、この公演の感想を散見してて、褒めてたブログって書き手が男性だったような・・・
聞き手の性別で好みが分かれるタイプの人なのかな~、なんてことを考えてしまった私でした。

>メラノ様
ポネルの映画版は未見ですが、YouTubeで見た箇所はかなり楽しめたので、そのうち全部、と思ってます。
大アリアつき、といえばメトのもブレイクが歌ってますよ~(笑;舞台で復活させたのは彼だそうです)。
それはおいといても、ヌッチ、ダーラと芸達者が揃ってて、演出もオーソドックスながら楽しいので、機会がありましたら、どうぞ(VHSなので、結構図書館に置いてあったりします。)

DVDについては、ひとまずメールください。(アドレスはトップページに載せてます。)
by (2008-01-30 23:30) 

しま

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■メラノさん
確かに、プッチーニの主役男女のキャラって、類型的ですよね。だからかなぁ、音楽には(飽きつつ)感動するのに、鑑賞態度はネタ探し;;;
ちなみに、プッチーニ・テノールは「いかに騒々しくぐずってくれるか」で優劣の判断をしています(今回の佐野成宏は、ラストの絶叫で合格点)。
《外套》とかは真面目にのめり込んで聴いてしまいますが。。。(あれは真面目に泣けますね)

■いちこさん
ヨッシャ、決まりね♪ んじゃ一緒に行きましょう~。
そういや、ロンドンでも一緒に観たのは《リゴレット》。類は友を呼ぶというか、いちこタンも相当なネタ職人だもんね~。

>なんかマジでボケてるっぽいの…
ええええっ!? ショックです!! ああでも、既にそんな御年でしたっけね……。

>お能より、歌舞伎か寄席
んじゃ、両方行きましょうよ~。私も「洗える」着物、着られるように頑張るから(笑) 特に寄席、行ったことないからドキドキです。
by しま (2008-01-30 23:45) 

しま

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■彩さん
コメント、行き違いになっていたみたいで、失礼しました。
バーヨの声は、この日は幕によって聴こえ方が若干違いましたから(私だけかもしれないんですが;;;)、好き・嫌いの判断を下すのはもう少し先に延ばすことにします。

私の好みは低くて重い声らしく、ソプラノなら(テノールでも)スピントやドラマティコがいいナ~。
by しま (2008-02-01 00:10) 

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