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スポレート(伊)でも共演していたのね -- アレンとコステロ in 《ジャンニ・スキッキ》 [オペラの話題]

 旅行記の途中ですが、今更ながら知り得た情報がいろいろあり、また、過去記事の訂正なんぞも出さなくちゃならなくなりましたので割り込ませます。

shicchispoleto.jpg 今回ROHの《ジャンニ・スキッキ》でリヌッチョ役を好演したスティーヴン・コステロ君。

 フィレンツェソングが惜しい惜しいとは言いながら、華のある歌声は気に入ったし、出待ちで目撃したちょっと寂しそうな後姿なんかがけっこう印象に残っていたので、さっそくYouTubeで検索をかけてみました。

 そしたら、アラま…。
 既視感ありまくりのマフィア・スキッキ動画がゾロゾロ・・・。

 こ、これは…。
 昨年9月に話題になったウッディ・アレン演出の《ジャンニ・スキッキ》!? ⇒(こちら

 いえ、初演のリヌッチョはサイミール・ピルグというアルバニア出身のテノールでした。

 ということは…これはその再演版、スポレート音楽祭でのジャンニですか。ほうほう。
 コステロ君、同じ役で既にスポレートでもアレンと共演をしていたのね。
 この音楽祭での情報も一時期探していたんですけど、なかなか詳細がつかめなくて、いつしか諦めていたのだっけ。さすがはYouTube。コリャめでたい!!

 大喜びで動画をアップした方による概要を読んでいたのですが・・・



 ん?



 ええ~??



 スポレート音楽祭って、アメリカのほうのじゃなくて、




 本家本元イタリアのドゥエ・モンディ祭のことだったの~!?!?(←アホだ)


 こちらのニュース記事でも、ワタクシ、「イタリアのスポレートではなく、おそらくアメリカの方だと思います」だなんてガッツリ書いてしまっていますわ。

 私としたことが、なぜこんな勘違いをしてしまったのでしょうか。単に初演がLAだったので、再演もおそらくアメリカでしょうと単純に考えただけなんだと思いますが(ますますアホだ)、ガセネタを書いてしまってゴメンナサイ、皆さん。
 6月のことですので早10ヶ月経ってしまっていますが、ニュース記事のほうも訂正しておきました。

 当時の記事を読み直すと、「このジャンニを観に行きたいワ~(*´艸`*) 」なんて言ってますね。結局はかなわなかったわけですけど、間違えてアメリカはチャールストンくんだりまで飛んでいかなくてよかったです。危ないところでした。


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 さて、気を取り直して、コステロ君です。



 本家本元スポレート音楽祭での再演の詳細は、またイロイロと調べてまとめますので、今回のところはコステロ君のインタビューと、リヌッチョのハイライトをご覧下さい。

 この映像ではちょっとふっくらして見えますが、10月のROHのジャンニでは頬の線がもうちっとシャープになっていました。夏痩せしたのかもしれないですね。

 スポレートでの歌唱も、高音域はちょっと不安な部分もありますけれども、10/24(土)よりは出来は良いんじゃないでしょうか。
 フレーズとフレーズの合間がブツ切れになっちゃうところもどうにかして、もちっと滑らかに歌えるようになれば、先々が楽しみなテノール君だと思いますよ。

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関連記事リンク
悲願のツー・ショット!! -- トーマス・アレン出待ちレポ@10/24(土)マチネ
 (出待ち中のコステロ君目撃レポ&写真アリ)
ダブル・アレンの《ジャンニ・スキッキ》再演されます
 (スポレート音楽祭での再演に関するニュース記事。訂正済)
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コメント 8

keyaki

>ええ~??
オペラ雑誌でスポレートにアレンが出ているのは知ってましたが、コステロだったんですか...写真が3枚も掲載されていたのに、アレンばっかりでコステロは全然なかったので気づきませんでした。
コステロ...また英語で喋ってるよ....同じイタリアのオペラの紹介番組Prima della Primaでも英語だったんですよね....アメリカの今どきの若いオペラ歌手は.....だめじゃん!
アレンはちゃんとイタリア語ですよ。
この番組のアレンの抜粋はアップされてませんか?
されてなければ、協力しますよ。
by keyaki (2009-11-05 23:02) 

しま

keyakiさん>
そうなんです、コステロ君だったんです。
…って、今回ロンドンで初めてコステロ君を知った私が(しかも“スポレート違い”をやらかしている私が)偉そうに言うのも変ですが;;;

この映像だと少~しお太りになっているようで、私も最初は気付かなかったんです。ROHの時のほうがずっと男前でしたよ。

>だめじゃん!
あはは。オペラ歌手は外国語に堪能というイメージがあるんですが、最近はオペラ界でも「共通語は英語」なのでしょうかネ。
グロ様もイタリア語習得のため、ベルリッツに通ったそうですケド・・

>アレンの抜粋
たぶん、アップされてないと思います(^^;
アレンの様子は全編のほうで確認しましたが、カツラやメイク無しだとほんと、おじーちゃんで…ウケました。
抜粋、可能でしたら嬉しいです。
by しま (2009-11-05 23:42) 

keyaki

私のコメント意味不明....ですね...
コステロ君は、ムーティのザルツブルグのオテロでカッシオを歌って好評だったせいか、その後、イタリアでマントヴァ公爵...大役ですよね.....も歌っているんですけど、これが同じPrima della Primaで紹介されていて、その時もイタリア語を避けてるんですよ。歌唱の方は、まだまだみたいです.....

>オペラ界でも「共通語は英語」
アメリカ人指揮者のジェームス・コンロンは、相手によってイタリア語だったり英語だったり....ラウレッタ役のソプラノはルーマニア系アメリカ人だそうですが、ちゃんとイタリア語で自分の役の解説をしてました。お父さんのスキッキと同じに「ワル」なんだそうです。ほんと、かわいげのないラウレッタですよね。こんなはすっぱな女に「小鳥ちゃんに餌をやっておいで....」なんて席をはずさせる必要があるのかいな....なんて思ったり....その割にリヌッチョ君はまったく普通の男の子みたいですけど。

もう何年前か忘れるくらい昔...しまさんが生まれているか生まれてないか...のスポレートのアルバムをTBしましたので承認お願いします。地図にTeatro Nuovoも載ってますし...
小さな町なので、もし、しまさんが行っていれば、ホテルも同じだったり、レストランとかでもアレンと遭遇した可能性があったと思います。

Prima della Primaのアレン・ハイライト版を作ってYouTubeにアップしましたので、利用していただければ嬉しいです。
http://www.youtube.com/watch?v=G7AlRm6OIIk
by keyaki (2009-11-06 12:59) 

しま

keyakiさん>
いえいえ、意味はちゃんと伝わっている、と思うのですが、私のレスの書き方が噛み合っていないんですね、きっと。
すみませんです。

スポレートのアルバム記事、トラバありがとうございました。
承認させていただきました。
(えーと、私、生まれてます♪)
歴史的な趣きのある町なんですね。コンクールもあるんですか・・・。

>しまさんが行っていれば、アレンと遭遇した可能性があった
……(*゚Д゚)
く、悔やまれますっ!!ヽ(`Д´)ノ

アレンのハイライト版、ありがとうございました!!
こんなふうにアレンだけを縮めると、実に濃厚ですね。
キャラも濃いィので、ますます・・・;;;
スポレートでのジャンニの記録を簡単に記事にするつもりですので、是非とも使わせていただきます。
本当にありがとうございます。
by しま (2009-11-08 02:48) 

彩

お久しぶりです。
追っかけ旅行、堪能されたようで羨ましいです(笑)。
ご無沙汰している間に、共演者ネタでサーの名前をいくつか発見して、ちょっとびっくりしてたんですよ。

スポレートといえば、私、初めて見たオペラ生舞台が、ここのコンクール(?)の引越公演でした。

ところでコステロ君、交流先のブログがご贔屓にされてるので、そちらでの表記に慣れてしまったというのもあるのですが、
アメリカ人ならスティーブンじゃないの・・・かな?
by (2009-11-12 23:21) 

しま

彩さん>

アレンは芸歴も長いですし、活躍の場も幅広かったですから、共演者も多岐にわたっているでしょうね。

コステロ君のファーストネームの表記ですが、日本ではどちらもまかり通っているみたいですね。
どちらにしようか迷っていましたが、ご贔屓の方が「スティーヴン」とされているのであれば、私もそちらに合わせましょう。
by しま (2009-11-15 23:51) 

彩

>共演者も多岐に

ご贔屓メゾさんの映像をYouTubeでチェックしてたらこんな映像を見つけちゃいまして。
http://www.youtube.com/watch?v=_Tb6Y-JUqiE
「ユリッセの帰還」はまだ鑑賞レパートリーには入ってないのですけど、これはちょいちょい見てたりします(笑)。

アレンとレパートリーがかぶってるはずのご贔屓さんとも、
(同じ演出のミュンヘンの「ユリッセ」にも↑の5年前に出てるし。
テレーマコはどちらもトビー・スペンスだったそうですが。)
フィガロと伯爵とか、ベルコーレとドゥルカマーラで共演があってかなりびっくりでした。

そうそう、どこかのコメントでカーセン版の「キャンディード」が話題になってたと思いますが、夏に「カルメン」を見に行ったら来年の予告のチラシをもらいました。
あとの予定キャストは全く知らない人たちですが、
ヴォルテール/パングロス博士はアレックス・ジェニングスとなっていましたよ。
来年は名古屋には来てくれないので、見に行くかどうかは微妙ですが・・・。
by (2009-11-17 22:09) 

しま

彩さん>
アレンのウリッセ、ありがとうございます。
例の半裸のはヨダレが汚いので、別のやつが見られて嬉しいですよ。

キャンディードはちゃんと外国人キャストなんですね(安心しますた)。
トビー・スペンスじゃないのが大いに不満ですが、ジェニングスが来てくれるのなら行こうかしら。
カーセンの演出は、やはり興味がありますし。
by しま (2009-11-17 23:26) 

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