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望月哲也 Wanderer vol.3 @銀座王子ホール [コンサート/リサイタル]

motti_20120214.jpg お久しぶりの更新は、テノール望月哲也のリサイタルの感想です。

 望月さんを聴いたのはこれで3回目でしょうかね。

 数年前のリサイタルが1回目。いつだったか覚えていません(苦笑)。人の記憶はアテにならないから、ブログに記録しておくべきですよねぇ・・。

 2回目は、ハイ、ちゃんと記録しております。二期会・日生劇場の《カプリッチョ》
 作曲家フラマン役で、出演者の中で最も印象に残ったものです。

 その後は私もいろいろあって、望月さんの活躍を間近で見ることはなかったんですけど、私の休息中になんかますます有名なお方になっておられたようで・・(笑) 今年のNHKニューイヤーではボエームのロドルフォだし(仕事で観れなかったんですけど)、新国の《さまよえるオランダ人》では舵手役で出演予定です。

 上り調子の歌手さんですから、キャリアの過程はちゃんと押さえておくべきだと思いますので、友人が誘ってくれたのを幸いに有給をもらって行ってきました。

 バレンタインデーのリサイタルということで、第一部はベートーヴェンとシューベルトの歌曲、第二部は「愛」にちなんだフランスオペラのアリアでした。

 リートとオペラ・アリア。
 私は歌曲は苦手なんで、どちらかというと第二部のほうを期待していたんですが・・

 自分でも驚いたことに、第一部のベートーヴェンで涙ボロボロになってしまったんです!

 自他ともに認めるバリトン・フェチが、テノールさんの歌曲に涙するなんて・・!!
 生アレンの歌曲でも、じ~んとはしたけど涙なんか出なかったのに・・!!

 と、ちょっとフクザツな(笑)心境にさせられた今回のプログラムは以下の通りです。

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ベートーヴェン: アデライーデ Op.46
       :連作歌曲集 「遥かなる恋人に」 Op.98
       :遠くからの歌 WoO.137
       :きみを愛する WoO.123
シューベルト:「ゲーテ歌曲集」 より
       野ばら D257/憧れやまぬ恋 D138/
       恋しい人のそばに D162/秘密 D719/
       最初の喪失 D226/月に寄せて D259/
       ガニュメート D544

********** 休憩 **********

<フランスオペラにおける愛のかたち>

~恋の芽生えと愛への昇華~
グノー:「ファウスト」より この清らかな住まい
~恋焦がれる青年の愛~
グノー:「ロメオとジュリエット」より 太陽よ、のぼれ
~忘れがたき愛~
ビゼー:「真珠採り」より 耳に残るはきみの歌声
~拒絶されし愛~
ビゼー:「カルメン」より おまえが投げたこの花を(花の歌)
~喪われし愛(訣れ)~
グルック:「オルフェとエウリディース」より
     エウリディースを失って(1774年パリ初演版)
~断ち切りがたき愛~
マスネ:「マノン」より ああ、消え失せろ! 優しい幻影よ!
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タグ:望月哲也

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