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日本ブリテン協会の会員です [オペラの話題]

 多くの作品を聴き込んでいるわけではないのですが、ブリテンのオペラが大好きなので、昨年7月に「日本ブリテン協会」に入会しました。(ブログでもちょこっと報告しています

 会員になるには入会金+年会費を支払わなくてはなりません。

 でも、協会発足の目的が「ブリテン音楽の紹介、研究の充実、またそれらを通しての日英の文化交流への寄与、また平和主義者であったブリテンの意思を継ぎ国際平和に貢献する」ということだそうなので、そういうコトなら是非ということで、いそいそと申し込みをさせていただきました。

 会員の特典(?)として、自分の好きな作品番号を会員番号として選べるそうで、私はこれをけっこう楽しみにしていたのです。

 主催者は音楽ジャーナリストだそうで、忙しい合間をぬっての運営活動なんでしょう。レスポンスの遅さがかなり気になったものの、入会の手続きを全て済ませ、メールで私の好きなオペラの題名と作品番号を会員番号候補としてお伝えして、ワクワク(0゜・∀・)テカテカ と待ちました。

 しかし一向にお返事が来ないのです。いちどならず二度までも、「会員番号教えてくらさ~い」と問い合わせのメールを打ったのですが、オオ…ナシのツブテですか……(´・ω・`) そのうち第一回アレン追っかけ旅行に出かけちゃったので、そのまま忘れてしまいました。

 その後も何度か協会から連絡メールが来ましたが、内容は国内のブリテン関連のコンサート情報のみ。やがて連絡メールもぱったりと途絶えましたんで、「自然消滅しちゃったんかいのぅ」と思っていたんです。
 それならそれでいいけれど、私の会員番号はどうなったの? 第一希望の「ビリー・バッド」は既にどなたかが使っているんでしょうけど。他にも希望は出したんよ。会員番号が無いってことは、たぶん私の入会は受理されてないに違いない、こんな浅いファンは資格ナシ!!と、拒否されてしまったんかいなぁ……。

 まぁ、殆ど諦めていたんですが、数日前にまた連絡メールが来たわけです。ええ、ブリテン協会から。

 そこで恐る恐る問い合わせてみました。「一年前に入会をした筈の者ですが、私の会員番号は何番でしょうか」と。今度はソッコーでお返事が来ました。どうやら普通に忘れられていただけのようです。(でも2回も問い合わせをしたんだけどねー)

 というわけで、苦節1年、ようやく私の会員番号が決定しますた。

 《ルクレツィアの陵辱》:NO.37

therapeoflucretia.jpg 愛聴盤はコチラ⇒

 1946年、アムステルダムでのライブです。(めちゃくちゃ音が悪い)

 ボーナス・トラックに、ピーター・ピアースセオドア・アップマンによる《ビリー・バッド》が入っているので一石二鳥で買ったのですが、さすがに音が古いので、そのうちスタジオ録音の別盤を手に入れたいなと思っているところです。

 《ビリー・バッド》や《ピーター・グライムズ》のような、良い意味での大衆っぽさには欠けますが、こちらも美しいオペラです。

 出だしの「ジャーーーン!! ジャン!! ジャン!! ……」が、時代劇の「大岡越前」「水戸黄門」のテーマ曲を足して2で割った感じで、聴くたびにいつもウケています。

グロ様の自伝3 -- 嫁と共演《ルイザ・ミラー》。そして現在。 [オペラの話題]

jbcarmen.jpg keyakiさんのご好意により、ピーター・グロソップがミラーを歌った《ルイザ・ミラー》を聴くことができました。1972年、バルセロナでのライブです。

 ロドルフォはホセ・カレーラス、ルイザはモンセラート・カバリエ。ついでに、ヴァルター伯爵はマウリツィオ・マッツィエーリ(※'12,4,26追記)。
 なかなかの豪華キャストですが、フェデリーカ役の名前を見て「おや?」と思いました。

 ジョイス・ブラッカム(Joyce Blackham)。

 実は、グロ様の嫁なんですよネ。

 グロ様の自伝“Peter Glossop -- The Story of a Yorkshire Baritone”を読んでいなかったら全然気が付かなかったと思います。

 1934年生まれのメゾ・ソプラノで、カルメン役を得意としていたということです。

 グロ様と知り合ったのは'51年頃。同じ声楽の先生についていて、グロ様はジョイスの成熟した妖艶なメゾ声に“ひと耳惚れ”したのだとか。結婚したのはグロ様がサドラーズ・ウェルズ歌劇団で第1バリトンを務めるようになった1955年です。

 フムフムと《ルイザ》のフェデリーカを聴いてみましたが、確かに、カルメンに合いそうな雰囲気の声です。音の輪郭がはっきりとしていて、ほどよくドライで、低音はちょっと意地悪そうで(私はそういうメゾ声が大好きです)。

 《ルイザ》ではミラーとフェデリーカのからみが無いので残念ですが、思いがけず夫婦共演音源を手に入れることができたのはとってもラッキーでした。keyakiさん、本当にありがとうございます。

 またタイミングの良いことに、この時のバルセロナでのライブのことが自伝に書かれておりました。

 自伝によると、この頃のグロ様は人気絶頂。調子によってスケジュールを入れまくったのはいいけれど、考えてみたらミラー役を歌うのは初めて。なのにリハーサルまでたった3日しかないし、その間に《ビリー・バッド》(*1)と《エルナーニ》でロンドンとバルセロナを行ったりきたりしなくちゃならない!!アワワ ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿 アワワ
 とゆー状況だったとのこと。

 なんとかやり遂げたのはいいけれど、この時の《ルイザ》の初日はグロ様的には(´・ω・`)ショボーンな出来で、「ごめんなさい。もうしません」と菌類オペラの神様に誓ったそうです。

 私が聴いたグロ様の《ルイザ・ミラー》、正確な日付はわかりませんが、とにかくものすごいデカ声だし、シャープ歌唱も絶好調!! 張り切って歌っているように聴こえますので、たぶん「声が疲労しきっていた」という初日の録音ではないでしょう。

 余談ですが、声の響きが暗いことから超♭歌唱に聴こえてしまうことの多いカレーラスですが、この時のロドルフォでは超超♯歌唱です!! 
 〈Quando le sere al placido〉ではそこかしこで##(ダブル・シャープ)歌唱を披露(*゚Д゚) つまり1音上がっているわけで、それは既にシャープ歌唱というよりは単なる音痴ではなかろーか!?というくらい。

 グロ様のシャープ歌唱もすごい笑えるはずなんですが、この“ライスカレー唱法”を前にしてはさすがの輝きも失せてしまいます。

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世界初公開!! グロ様の《ビリー・バッド》映像が発売されます(*´∨`) [オペラの話題]

glo billy.jpg ネット・サーフはしてみるものです。

 ゲッダニコライの“コジ”を買おうと、ものすごく久しぶりに訪れたHMVにて。思わず己が目を疑ったほどのブリリアントでラブリーなコレクターズアイテムを見つけてしまいました。

 ピーター・グロソップの《ビリー・バッド》が、なななんとDVDで発売されるというじゃありませんか!!(*゚∀゚)=3

 詳細はコチラ

 配役は、相撲部屋ブリテン自作自演盤とほとんど変わりが無いようですが(ピアーズのヴィア艦長にラングドンのクラッガート)、指揮がチャールズ・マッケラス!!

 つつつまり、グロ様による別ヴァージョン、“もう1人の”ビリーが聴けるってコトじゃありませんかっ。
 しかも映像付きでっ(`・ω・´) シャキーン

 66年に収録されたBBCによるプロダクションとのことです。テレビ放映されたんですネ。

 もっか熟読中のグロ様の自伝、“Peter Glossop -- The Story of a Yorkshire Baritone”にもこの時の収録の様子が書いてあります。
 それによると――


(ヨークシャー産エリンギ語訳)

 収録がぜんぶ終わってからBBCのバーに飲みに行ったンすけど、大勢の人だかりの真ん中へんにベン(ブリテンのこと)がピーター(ピアーズのこと)と一緒にいたんです。ベンはボクを見るとすぐに必死になって30人ばかりの人をかき分けてこっちに来まして。そんで、ボクの首を抱いてキスなんかしてきまして。
「ピーター……私のビリー・バッドよ、ついに見つけた……」
 なぁんて言うんです。
 そんなことがあったもんで、翌年ですか、ベンがDeccaで《ビリー・バッド》を録音する時にも、ボクちゃんをビリー役に選んでくれたと思うんデス(*´∨`) エヘヘ












  ………(*゚Д゚)









 部屋頭ピアーズの氷の視線をものともせず、ブリテンの胸をキュンッとさせたグロ様のご尊顔はこちらです。(⇒クリック




 発売は5月31日だそうです。
 楽しみですネ(*´∨`)


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※《ビリー・バッド》関連記事リンク
 おホモちっく演目『ビリー・バッド』/ブリテン自作自演盤
 トーマス・アレンの『ビリー・バッド』/マンガ編
 まだまだやるゾ!『ビリー・バッド』/ウィーン国立歌劇場ライブ盤
 サイモン・キーンリーサイドの『ビリー・バッド』 and other four Billys


グロ様の自伝2 -- The International Young Singer Opera Competition in Sofia [オペラの話題]

guroinsofia.jpg 若き日のピーター・グロソップの動向のうち、詳細を知りたくてたまらなかったことの一つに、ブルガリアはソフィアで開催された“国際若手歌手歌劇競技会”があります。(古めかしさを醸し出すために日本語直訳にしてみたw)

 ご存知の通り、1961年のこのコンペで金賞を受賞したことがきっかけで、その後のグロ様の国際的な活躍が始まるわけですネ。

 それよりも何よりも、「イギリス人だてらに、なぜブルガリア?」という素朴な興味がありましたし。

 もっか熟読中のグロ様の自伝“The Story of a Yorkshire Baritone”に、その時のことが書かれていましたのでご紹介。

 きっかけは、当時所属していたサドラーズ・ウェルズ歌劇団の掲示板に、コンペ参加者募集の貼り紙があったから。
 “若手”と言うからには年齢制限があり、上限は33歳。
 ちょうどコンペ中に33歳の誕生日を迎えることになるグロ様は、何か運命的なものを感じ取ったようですw

 ソフィアまでの足代は自腹ですが、優勝する気まんまんのグロ様、えいやっとへそくりをはたきます。

 一次予選ではイギリス人らしく、ヴォーン・ウィリアムズの《Silent Noon》を。
 コレ、私の大好きな歌曲なんです。
 アレンの「まさに昇天」な録音、持ってるYO~!!(*´Д`) あのムキムキ声で、グロ様はどんな歌唱をご披露したのかしら~:*:・( ̄∀ ̄)・:*:

 二次予選では、《フィガロの結婚》より伯爵のアリアを。
 今、ウチのブログで地味に話題になっていますがw、トリルがお得意なグロ様ですから、これは難なくこなしたでしょうネ。(高速歌唱だったかどうかは疑問ですが)

 続く三次予選では、《道化師》より“プロローグ”を。
 歌いながらネクタイを解き、上着を脱いで、近くの椅子にかけるという姑息な演出で聴衆のハートにロックオン♪
 恒例の音上げも好調で、「A♭とかGとか出した」と、エリンギだてらに自慢もしています。

 そして決勝戦に進むわけですが、これがかなり面白いです。

 ブルガリア国立歌劇場にて実際に《イル・トロヴァトーレ》を演じたとかで、グロ様は(当然)ルーナ伯爵。

 なんと、ブルガリア人のテノールがイタリア語でマンリーコを、ブルガリア人のソプラノがブルガリア語でレオノーラを。アズチェーナはポーランド人のメゾ・ソプラノで、歌う言語はポーランド語。そして、イギリス人のバリトン(グロ様)は、英語でルーナを歌ったんですって。

 右上の写真は、コンペの時のグロ様。後姿の女性は伴奏者です。

 33歳におなりになったばかりの、自信に満ち溢れたお顔。

 この直前の数年間は、グロ様のキャリアはうなぎ上りだけれども、私生活ではいろいろと悲劇的な事件が相次いでいたようで、読んでいてもらい泣きしそうだったもんで(ヘタな小説より泣けます・゚・(つД`)・゚・)。ようやくコンペのエピソードにたどりついて、ホッと安心しています。


グロ様の自伝 -- The Story of a Yorkshire Baritone [オペラの話題]

grojiden.jpg 以前から気になっていた本、

“Peter Glossop -- The Story of a Yorkshire Baritone”

をゲトしました。

 なんと、グロ様の自伝なんデス(*´∨`)

 現在、プロローグを読み終えたところ。

 育った家の近くに精神病院があって友だちに冷やかされて恥ずかしかったとか、銀行で働きながらジャズ・バンドでビューグルを吹いていたとか、声楽の先生に「アマチュア歌手で満足しなさい」と言われ、ママにブチキレてもらって(*゚Д゚)レッスンを続けたとか、“ひと耳惚れ”した嫁@メゾ・ソプラノとの馴れ初めだとか、なかなかに面白いエピソードが満載。

 淡々とした筆致。それでいて、行間からにじみ出るヴェルディ男らしい情熱的な一面が、歌唱を聴きながら勝手に想像していた私の「グロ様像」と重なっていて、読んでいてとっても微笑ましいです。

 やはり歌唱には、歌い手の人生が表れるものなんですネ(*´∨`)

 そして――

 ファンとして気になる、著者近影。

 2003年3月(御年74才)のご尊顔もばっちり拝むことができるのです。

 ↓↓こちら↓↓

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ピーター・グロソップのルーナ伯爵@YouTube '64年ROHライブ [オペラの話題]

 最近ちょっと陰の薄いピーター・グロソップ様ですが、ようやくYouTubeに新ネタがアップされたのでご紹介。

 ええ~、またヴェルディですか……?(´・ω・`)

 ハイ、そりゃね。アレンじゃヴェルディ聴けませんし。ブランクのヴェルディもなんか間違っているよーな気がするし。ヴェルディを聴くためにファンになったグロ様ですから。

 見つかる動画がイァーゴとイァーゴとルーナとイァーゴとルーナじゃ、さすがに萎えますけど。
 カプ様だってヴェルディばっかだけれど、それでもヴァリエーションいっぱいから羨ましい。

(まぁ、見つかる動画がスカルピアとスカルピアとスカルピアとスカルピアとスカルピア…な某バリトン歌手に比べりゃマシか)

 で、今回のグロ様はルーナです。

 1964年、ROHでのライブらしい。
 レオノーラはグウィネス・ジョーンズ、アズチェーナはジュリエッタ・シミオナート
 さ、最高じゃん…。

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ケネス・ブラナーの映画《魔笛》 [オペラの話題]

 衝動的に決めた第二次ロンドン追っかけ旅行。当初は“弾丸ツアー”のつもりでしたが、生来の贅沢病が頭をもたげ、ロイヤルオペラハウスには結局3回通うことに。

 まぁ、そのうちの1回は、弁者はアレンじゃないんですが。えっと、ロバート・ロイドね。この人も一度くらいは生で体験しておきたいのです(←主要キャストには興味ないのか!?)。

 とはいえ、座席は控えめにバルコニー。これが愛情の格差というものです。アレンは二晩ともかぶりつくもの。ええ、弁者ごときで。悪い?

 で、気分の盛り上げ+おさらいでこちらの《魔笛》CD(パパゲーノはもちろんアレン。そんな時代もあったんです)を聴いてみましたが、重大な問題に気づきました。

 ワタシ、好きじゃないんですよ、この演目(爆)

 前回の“コジ”も特に好きではなかったんですが、アレンは出ずっぱりでしたからね、それだけで興奮しましたけれども。
 あの無駄に長い《魔笛》で、弁者の出番ってどれくらい? 10分もあった?



 時差ボケもあるし、コリャ確実に寝るだろう。



 ……なんて事態になったら悔しいので、暇をみつけて《魔笛》の魅力を探っておかなければなりません。

mateki-film.jpg そこで思い出したのがケネス・ブラナーの映画、《魔笛》です。前置きが長くなってごめんなさい。

 一応、公開当時に劇場へ観に行ったんですよね。忙しい時期だったので、ブログで触れることはありませんでしたが。

 時間が経っているので細部は忘れてしまいましたが、言いたいことは程よくまとまってきたような気がしますので、今更ですが感想を記しておくことにします。
 

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朗報! アレクサンドル・ヴィノグラドフのマゼットが見られる!(かも) [オペラの話題]

 前々から楽しみにしているベルリン国立歌劇場の《ドン・ジョヴァンニ》

 元々はタイトル・ロールのペーター・マッティがカッコイイらしいということで、そちらに注目していたのですが。

 でも、なんか気になっていたのですよね。マゼットは誰が歌うのか?って。

 こちらのページに出演者が紹介されていますが、マゼットについては載っていないでしょ。

 そりゃ、大きな役ではないかもしれませんが、マゼット役だってある程度力のある歌手でやらないと、全体の締まりが悪いと思うのですよ。それに、ツェルリーナとセットで紹介されません? 普通は?

 そしたら昨日、「マゼットはヴィノグラドフ(の予定)だった」という聞き捨てならない情報がっ(*゚Д゚)

 そういえば、この界隈ではかなり有名人のヴィノグラドフですが、ブログできちんと紹介したことはありませんでしたっけ。

 というわけで、恒例のご尊顔、拝見!!といきましょう。

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ブランク出演の『ボリス・ゴドノフ』@ライモンディ版の詳細 [オペラの話題]

raimongodunov.jpg 我が家のこちらのコメント欄にて、ちょっとローカルに盛り上がっている、エルネスト・ブランク出演の(全曲盤のライブではおそらく唯一と思われる(*1)正規映像『ボリス・ゴドノフ』についてです。

 1980年、パリ・オペラ座。ルスラン・ライチェフ指揮。
 タイトルロールはルッジェーロ・ライモンディです。

 ライモンディといえば最強の方を(ワタシが一方的に)存じ上げています。ヴァラリンさんやサルダナさんちでお名前をお見かけするkeyakiさん。この方でしたら詳細をご存知だろうということで、そうっとブログとサイトにお邪魔をしてみました。



 あっけなくわかりました。



 こちらのルッジェーロ・ライモンディのホームページのトップページ、上から1行目/左から2列目の画像をクリックすると、該当の映像の詳細ページが見られます。

 なんと演出についての解説pdfもアップされていて、そこにエルネスト・ブランの名前もありました。

 書記官シチェルカーロフ役のようです。
(ランゴーニじゃなくてちょっと残念ですが、多分そうなんだろうと思っていたし、いいんだっ……)

 ついでに付け加えておくと、ワルラーム役はオーゲ・ハウグラントです!!(*゚Д゚)

 オーケストラを舞台後方の巨大鳥籠に収め、通常の演劇のように演者が観客のすぐ目の前に立つという、とっても斬新な演出だったようです。
 keyakiさんのブログのこちらの記事にもありますが、歌手達はいたるとことにおいてあるモニターで指揮を見たとのことで、出番の少ないブランク先生もそうやって歌ったのでしょうか。

 衣装も、『ボリス・ゴドノフ』と聞いて我々がすぐに思い浮かべる、金ピカのアレではないみたいです。いや金ピカは金ピカなんですが。ブランク先生はどんな衣装だったのでしょうかネ~(*´∨`)

 keyakiさんのブログでは、この舞台の第1幕第2場、ワルラームとミサイルが居酒屋にやってくるシーンがアップされています。

 好きな場面ですし、話題の演出の雰囲気もつかめました。northwestさん、ウタコさん(オーゲのファンだよね?)、これはチェック必須ですよ?(。+・`ω・´)シャキィーン☆

 keyakiさん、貴重な映像をありがとうございます。

(*1)
'12,3,13 訂正。二つめがありました。チリ、サンティアゴ歌劇場での《サムソンとダリラ》。正規の全曲盤です。⇒⇒こちら

年配で低声な男性歌手 [オペラの話題]

 椿姫さんトコでいただいたコメントへのお返事なんですが、長々と語りたくなっちゃいました。ご迷惑だと思うので、自分ちで書きます。

 ハイ。年配で低声な男性歌手が大好きでありますっ。

 ……アレンを“低声”にカテゴライズするのは微妙なんですが、でもまぁ、テノールより低いことは確か。

 バリトン好きなのは生まれつきです(たぶん)。理由はよくわかりませんが、聴いていてドキドキする――自分が女性であることを自覚させられる、ちょっとセクハラされちゃったみたいなイヤ~ンな気分になるのは、バリトンと呼ばれる音域・声音だけなのです。
 「好み」というよりむしろ「性癖」。太くてデカい声であればあるほど、イヤ~ン度は増しますネ(*´∨`)

 何事にも「例外」とゆーのが存在しまして、アレンみたいなか細い声でもバリトンなんだから好きなんですヨ(`・ω・´)  ただやっぱ、イヤ~ンとはなりませんねぇ……。


 ついでに言うと、オペラ好きのご多分に漏れず、そのうち声楽とか習ってみたい人なんですが、自分の声がバリトンじゃなきゃイヤンです。
 歌ってみたいのは、ドン・ジョウ゛ァンニのセレナーデ♪
 まんがいちバスだったら、『エルナー二』のシルウ゛ァの「わしは不幸な男だ」とか歌いたいデス。
「いんふぇり~ちぇ…(*´Д`)♪」

 まぁ現実はメゾだと思いますので、アズチェーナでがむばりますか……(´・ω・`)

 って……、ここで本当に語りたかったのは「低声」のことじゃなくって、「年配」ってポイントについてだったのでした。

 もとい。

 「年配」
 ええ、まぁ……好きなんですけどね、オジサン。趣味嗜好というよりも、結果的にそうなってしまったと言うほうが正確でしょう。
 これは間違いなく、ワタシのオペラ鑑賞がほぼ全てCDに頼っているせいなんです。

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